中山町は山形県のほぼ中央にある小さな町。「芋煮会発祥の地」として有名な町です。(○○発祥というのは、諸説あるのが普通ですが、ここはあまり異論がないみたい。)

リンク 中山町HP 「いも煮発祥のまち」

 高取山は標高271mの小さな山。白鷹丘陵と呼ばれる山塊の北端部にあたります。山形の各地にある「地元の山」、それが中山町では高取山ということです。

 登山道は3つありますが、一番楽なのが「土橋口」。ここから登り始めます。どうして「土橋口」が楽なのかというと、登り口がすでに標高230m付近になっているからです。登山口からの標高差は実に40m!
 今回は自転車で向かったので、麓の町(標高100mちょっと)から登山口までの方が何倍も疲労しました。

土橋の登山口。
駐車スペースは、3〜4台くらいかな。

 登山口スタートは8時35分。道端の駐車スペースに車はなし。今回も「誰にも会わない山道」になりそうです。完璧な「疎」の状態ですね。先週、山形県全域を襲った豪雨で、中山町も冠水の被害が出ました。コロナの関係でボランティアの募集はしていないものの、後始末が続いているのが現状ですから、山に来る人がいないは当然と言えば当然の話です。早い復旧を願っております。
 登山口からちょっとだけ階段を登ると、あとは緩やかな道を登ったり下ったりしながら進みます。少し前に町の有志が下草刈りをしてくれたという情報の通り、藪もなく歩きやすい道です。ここなら赤ずきんちゃんがカゴを下げてスキップできそう。

快適な道。
ずーっと快適。
どこまでも快適。
中間地点に標識がありました。

 ほんの20分くらいで「岡登山口」からの合流点。この場所の斜面が若干削れているのは、豪雨の影響かもしれません。

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ちょっと崖が削れてます。

 山頂直下にある唯一の急登が「心臓破りの坂」。一気に登るとそこに頂上があります。(急斜面が苦手な人には迂回路もあります。)
 頂上は標識があるだけ。頂上を通り過ぎて少し進むと展望台があります。この展望台からは、中山の街はもちろん山形市まで広く見渡せるます。ノートも設置してあるので、ベンチで休憩しながら書き込みました。(ノートの箱に、塩飴がひとつ入っていました。)

山頂までもうすぐ。
山頂です。
すこし先には展望台。
展望台の棚にはノートがありました。

 帰りは「心臓破りの坂」を避けて迂回路を回り、再び緩やかで気持ちの良い山道を歩き、登山口についたのが9時25分。往復50分の快適な山登りでした。

リンク やまがた山 高取山

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