昨夜は湖畔の宿記念公園の駐車場で車中泊。GWも終わり、夜にはほとんど人がいない。駐車場内も他に車中泊の車はなく、静かだ。周りに人がいなくても特に寂しくもないので、いつものようにラーメンを煮て食べて寝た。
 9日朝、携帯のアラームに起こされて5時に起床。天気は良さそうだ。朝食を作ったりコーヒーを飲んだりポットにお湯を詰めたりしていたら出発は5時50分になった。でも、今日もそれほど長い行程ではないので特に心配はない。

湖畔の宿公園駐車場 ここからスタート
音楽が流れます

 今日は「掃部ヶ岳」と「榛名富士」の二つに登る計画である。なんとなく「烏帽子岳」というのも気になるところだが、さすがに同じ湖を見ながら3つの山を行ったり来たりするのは精神的にきついので、一応榛名山と名がついている掃部ヶ岳と、湖のそばで形も良い榛名富士の2つに絞った。(ところで、掃部ヶ岳は「かもんがたけ」と読むそうで、これがノーヒントで出題されたら1000回答えても掠りもしない自信しかない。)
 スタートは公園からまっすぐ掃部ヶ岳に向かう。始めはきれいに刈り取られたジグザグの道を登る。まだ笹薮も伸びていないので見晴らしもまずまずで歩きやすい。途中、かなりの急登をまっすぐ登る場所があり、しっかり汗をかいた。でもそんな急登もすぐに終わり、あとは尾根伝いに進む。熊注意の看板があるが、見通しが良いので怖くない。

掃部ヶ岳に向かって登りはじめ掃部ヶ岳
カモシカいた
尾根沿いの道 山頂近し
山頂来たけど 荒れてる

 6時40分、掃部ヶ岳山頂に到着。一応この場所が最高峰のようだが眺望はあまり良いとは言えない。この先にも登山道は伸びているが、今回は引き返す。下りの途中にある分岐点を「硯岩」に向かうと、こちらは階段がきちんと作られていて、こっちがメインルートなのだと感じる。でも、所々木の階段が壊れているところもある。これはどの山でも見られるところ。きっと補修整備する予算なり人手なりが不足しているのだろう

下りは階段
硯岩 恐ろし
このクサリ何ですかーー?

 硯岩に立ち寄ると、かなりの断崖で高所恐怖の身としてはかなり厳しい。おまけに、断崖の方に錆びた鎖がぶら下がっている。観光か修行かは知らぬが、こいつを握りしめて登ってきた人がいたという事実だけで背中からお尻までざわざわとしびれてくる。おー怖い。
 硯岩から湖畔までは、通行止めのバリケードをくぐったり、舗装道路わきの道を見逃しそうになったりと、そこそこ楽しく歩いた。湖畔の車道を歩き、榛名富士の登山口に着いたのが8時ちょうど。順調だ。

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湖畔に出た
再び榛名富士に登る 道荒れてる
ここで滑ってリュックが泥だらけに・・油断した・・
山頂ではいつものように健康と不謹慎なお願いをする

 榛名富士はゴンドラでも山頂付近まで上れるが、これから登る道は反対側なので静かである。道は若干荒れているが、こちらも問題はない。時々見えては隠れる湖を見ながら黙々と歩いていたら40分ほどで山頂に着いてしまった。
 山頂に来ると、ゴンドラで登って来た人もいるので賑やかになる。山頂で手を合わせてコーヒーを飲み、15分ほど休憩。しかし、風がやや冷たく、早々に下山することにする。山頂から少し下るとゴンドラ乗り場。当然ゴンドラは利用せず山道を下る。こちら側から山道を登ってくる何人かとすれ違うが、みなさんかなり苦しそう。確かにルートは短いがそれなりの急登を登るわけだから、侮ってはいけないのだ。(と言いながら、ちょっとだけ侮っている自分がいる。ごめんなさい。)

ゴンドラ楽しそう(だけど乗らない)
下りは笹の小径
馬楽しそう(だけど乗らない)
1人で行って顔出し写真を撮る精神力なし

 9時30分、無事に榛名富士から下山するが、ここから再び湖畔沿いを歩くことになる。乗馬用の馬や馬車がてくてく歩いてる観光地をリュックで歩いていると、ここでは自分が異邦人。でもなんだか楽しい。
 30分ほど歩いて10時過ぎに駐車場に到着した。うわーっ!自分にしては早い。これなら午後から浅間隠山に行けそうかな。車で1時間くらいだし。
 

本日のコース
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