午前中に榛名山を登り終えたので、午後は浅間隠山に向かいます。天気が大丈夫な時は連続して行っておかないと、いざ雨となったら何日も動けませんから。もちろん半日で計画する山は3時間くらいで戻れる山限定です。(ぎりぎり日没に間に合うとか、ライトを使って夜道を帰るとかは考えません。それくらいのリスクがあるなら最初から行きません。)コースタイムは標準で3時間ちょっとなので、特に問題はなさそうです。

駐車場(簡易トイレあり)駐車場

 榛名山からの道を少し間違えて遠回りしたものの、12時20分には駐車場に到着。すぐに準備をして12時30分丁度に登山を開始できました。案内板に「ジグザグの水戸をその通りに進みなさい。」と指示があったので律儀に守り、まだ緑の少ない初春の道を登ります。すでにゴールデンウイークを過ぎているのに、予想以上に緑が少なくちょっと驚きますが、標高が高ければこういうものかもしれません。(この時期に関東の山に来るのは初めてなので。)
 途中から笹薮も出てきますが、それもこの時期は低く落ち着いたもので歩行の妨げにもならないしクマが隠れる余地もありません。安心して登れます。(この時期、好きかも。)

スタート!(画像がブレてる)
はい、ジグザグですね。
石ころもなく歩き易し
笹薮も低く、歩き易し

 20分ほどで北軽井沢方面への分岐点に到着。ここからはしばらく平坦地。そんなに急がなくてもいいのですが、午後のスタートはなんとなく気持ちが焦るものです。「とにかく山頂までは急いで登って、帰りに時刻を見ながら速度を調整しよう。」というのが基本的な考えになります。
 13時25分に「1690地点」に着き、休まず最後の稜線を進み、1時50分に山頂に到着。山頂からは浅間山がきれいに見えます。ここは浅間隠山という名称ですから、きっと浅間山とは反対方向から見て名付けられたのでしょう。
 山頂の木の枝に、なぜか熊の小さなぬいぐるみ(キーホルダー)が掛けられています。こんなところにかわいいぬいぐるみを置いていくことは考えられないので、家族とやってきた女の子が落としたものでしょうか。「大好きな熊さんがいない!」と気づいた時のその子の落胆と哀しさを思うとせつなくなります。この記事を見た方は、ぜひ「浅間隠山のクマさん(ぬいぐるみ)」で拡散してください。その子の家族まで情報が届きますように。

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山頂は意外に平ら
浅間山がきれいです
くまさああああん!!

 山頂では5分ほど過ごし、すぐに下山開始。よくわからないけど何となく気持ちがハイになって(灰になってはいない)トレランみたいに駆け下りてみた。他に誰もいないし道も視界が良く危険もなさそう。うん、いけるいける。それにしてもリュックがバサッバサッと大きく揺れるなあ、やっぱりトレランは小さいザックだよなあ・・。
 などと思いながら走っていたものの、あまりのザックの揺れにふと後ろを振り向くと、「あれっと?白いものが視界に入るぞ?なんだ?」 すぐに止まってリュック(黒色)を確認すると、ジッパーが開いていて食料の袋(白色)が半分出ておりました。しかも、上着のジャージがなくなってる。うーむ、途中から音が激しくなったのはジャージが飛び出してリュックの中がユルユルになったためだったか。

さあ、下山開始

 せっかく走って降りてきたのに、また登り返しとは・・。最悪戻っても見つからない可能性もある。どうしよう。と、しばらく思案したものの、やはり長年連れ添ったジャージを見捨てることは(心情的に)できず、戻ることにしました。
       「余計なことをするとろくな事にならないという教訓。」

あたっ!僕のジャージっ!!

 幸いなことに、本当に幸いなことに、10分ほど戻ったところにありました。よしよしごめんよ。もうこんな失敗はしないからね。
 無事にジャージを回収し、あとはいつも以上に落ち着いて下山し15時30分すぎに無地に戻ってきました。最後はウイルス拡散防止のため靴底を消毒し、車に戻れば本日の登山は終了です。明日以降に備えて佐久まで移動し、道の駅で寝ることにしました。(佐久の道の駅、まずまず良い雰囲気です。)

無事帰還
本日のコース(往復)
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