前日は「道の駅信州蔦木宿」に宿泊。ここは比較的静かな場所だった。(いや、最近はどこも静かだ)入笠山までは30分程度なので朝は焦らずとも良い。筈なのだが、昨日を雨で潰してしまったので、できたら今日は2つ行きたいところ。どうなるかはわからないけど、とにかく朝一番に登れるように気合を入れて早起きする。

駐車場ガラガラ
これ以上登っちゃダメなのね

 で、当日。5:15に登山口の駐車場を出発。実はこの先にも林道は続いており、さらに車を走らせれば山頂直下に行ってしまうのだが、さすがにそれでは登山ではなくなるし、そもそも通行止めになっている。ここは大人しくルールに従いましょう。(後にルール無視の車を何台か発見して気分を害したが、帰りに立ち寄った蕎麦屋が美味くないなどの天罰を受けるが良い。)

 駐車場から斜めに登山道が始まり、最初はほぼ笹藪だがきれいに刈り込んであるので歩きやすい。途中に鹿避けのネットとゲートがあるのもこのあたりの山ではお馴染みの光景なので驚きもない。山をゆるかに巻くようにして登山道は徐々に高度を上げていく。
 6時20分、入笠湿原に入る。麓からのロープウエーに乗ればこの辺りまではすぐに来れるのだが、さすがにまだ運航していないので人はいない。時間も早いので湿原を一周してから山頂に向かう。

スタート
歩き易し
あっという間に下り
湿原入ります

 湿原のそばには休憩所などもあり、ロープウエーが動きだせばここも賑やかになるのだろう。でも、朝のひと時は自然を独り占め感があって悪くない。少し登ると再び山荘が現れる。そしてスキー場のような広い斜面のお花畑。でも時期が時期なのでゴルフ練習場にも見えてくる。花はないが距離に違いはないので草原の斜面を選択。この中も鹿さんは立ち入り禁止区域。

 そしてようやく登山道らしい急斜面が現れるのだが、15分程度頑張ると山頂に着いてしまった。時計は7時。なかなか良いペースである。山頂は広く、しかも木が全くないので視界は抜群。北アルプスの方面がきれいに見えた。標高は低いが雰囲気は抜群と言える。しかもロープウエーを使えば山頂まで1時間。これは人気があるわけだ。

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この先が山
最後に少しだけ岩場
山頂

 まだ時間も早いので大河原湿原に向かい、そこから林道を下って駐車場まで行くことにする。松林の登山道を下り、やや丈の高い笹薮の道を少し歩くと仏平峠。そこからは舗装道を15分ほど下れば大河原湿原だ。もちろん湿原にも人は見当たらず、ひとりでベンチを占領して食事にする。最近のマイブームは食パンにハチミツ。なかなかうまい。しかも安い。

逆方向に下り
峠を通過
なんか、物騒な場所
大河原湿原
最近の定番メニュー

 あとは舗装された林道をすいすい歩いていけばいいだけさ。簡単簡単・・・と思ったら、道は異様に曲がりくねり、なかなか目的の方向を向いてくれない。後に判明したことだが、林道は5キロを超えていた。どうやら元の道を戻っても5キロくらいだったようで、大幅な時間短縮にはならなかったようだ。しかも道はつまらないし。

 結局林道を1時間15分歩き、9時丁度に駐車場到着。さすがにこの時間になると駐車場は賑やかで、これから登るグループに道の様子などを話してから出発。よし、時間も早いし天気もいい。霧ヶ峰に向かおう!

林道、長かったなあ
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