このあたりです

 18日の黒岳から雨続きで山には入れず(自由人なので雨の日にわざわざ登ったりしない)、4日間は車中で読書三昧。そしてようやくなんとか22日を迎えた。この日は数少ない山の友達と約束があり、あまり馴染みのない山々に連れて行ってもらう。と言っても彼も登ったことがない場所なので一緒に未開の地を開拓という感じ。

 朝、西武秩父駅で待ち合わせ。そして私の車で出発。大雨の影響であちこちの道路が通行止めになっている中、幹線林道だけは大丈夫という情報を得て向かう。心配したが結局大丈夫だった。(いや、途中で路上の落石を手で押しのけて進む場面もあったから大丈夫とは言い切れなかった。)

東と西の両方のスタート地点。まずは東から。
まあ、道は悪くない
こんな場所もある
東御荷鉾山頂

 9時、東御荷鉾山と西御荷鉾山の間にある駐車場に車を停めて出発。最初は東に向かってみる。道路から最初のとりつきがかなり急でしかも雨でぬるぬるしている。結局ここが最大の難所で、あとは特に問題もなく9時半過ぎには山頂に到着。下界は雲と霧に遮られ何も見えないので早々に下山。

西は階段多し
山頂広し
看板も新しい

 駐車場まで降りると今度はそのまま西に登る。東の方は登山道が緩やかで歩き易かったが、西はやや急で階段が続く。こちらの方がすこしキツイ感じがするが、道そのものは西のほうが良いかな。
 11時に山頂に到着。東に比べると広々としていて気持ちがいい。それに新しい看板などもあって華やかな感じ。幸運なことに霧も少し引いてくれたので断然西の方が好印象に終わった。(特に東に責任はない。)

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 12時少し前に駐車場に戻り昼食。そして次の目的地である赤久縄山に向かう。途中で「オドケ山ってのも途中にあるけど、行ってみる?時間は十分あるし。」となり、立ち寄ってみた。「まあ、小さな山だし往復1時間かかんないみたいだしね。食後のデザートみたいなもんだな。」
 そんな軽口を叩いて登ったものの、あまりに人気がない山のようで(ごめんなさい)登山道が枯草に埋もれていて、周遊ルートの下りで道がわからなくなった。無事復旧したものの、一時は「一旦山頂に登り返して元の道を戻ろうか。」と相談したくらい不明瞭な道だった。
 「デザートが実は一番のボリュームだった。」というのが共通の感想。低いからといって山をなめちゃいけない。

道が枯草で見えない
この先、ほどんど道になってない

 オドケ山を下りていよいよ赤久縄山。途中で道を間違えてすごい荒れ道に突っ込んだのは過ぎてしまえばご愛敬。(実はそのままスタックの危険もあった。)無事登山口に着いてすぐに登山開始。時刻は13時45分。普通はこんな時刻に登り始めたりはしないが、こちらの山はコースタイムで往復45分。しかも本日のパートナーはかなり早いので、30分で戻ってこれるだろう。

来ました、という証拠写真。

 案の定30分程度で駐車場に戻り、本日の山行は全て終了。帰りは御巣鷹山の飛行機事故慰霊塔を見学し、夕方には西部秩父駅に戻ってきた。
 今回はお誘いを受けなければ一生来なかった筈の山々(300名山にも入ってない)。でも、たまにはこういう山登りも悪くない。

 

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