本当は、山神社からから富士見峠を経由し、越前岳まで往復し、ゆとりがあったら黒岳にも寄って行こうかと考えていた。それで、前日の夕方に「山神社駐車場」まで砂利道を走らせてきたのだったが。

 駐車場には誰もいない。これはまあよい。簡易トイレもあるし環境は問題ない。ところが、しばらく駐車場の付近をうろうろ歩いたり登山口の様子を見に行ったりしてたら、スズメバチが数匹ブンブンと羽音をたてて飛んでいた。念のため車に戻って様子を見る。スズメバチは、大群ではないものの車の周囲をブンブン飛び回っている。フロントガラスのすぐそばを飛ぶ固体を見て、ここは危険と判断し退避。まだ巣作りの最中の筈なんだけど、暖冬で活動が早いのかな?それとも関東ではこれが普通なのだろうか。
 仕方なく、反対側の十里木高原駐車場に移動。ここで一泊する。

 5時半出発。標高差700mくらいなので、今日は軽トレッキングシューズにする。多少行程が短くなったので、焦らず行こう。こちらの登山道は富士山側なので、振り返ればいつでも霊峰富士の姿が、と言いたいところだが、あいにく雲がかかって全容は望めない。

見晴台
多少は岩もあるが、全体としては緩やか
道が何本もあって迷う

 40分ほどで見晴台を通過し、よくわからん電波塔を通り過ぎると林の中に入っていく。特に難しい場所はない。しかし、途中から道が何本も入り乱れ、どれが本物なのかわからない状態が続く。これはどうしたことだろう。なだらかな山なので、どこを歩いても問題ないからこうなったのだろうか。しかし自然への負荷が大きいな。きちんと推奨ルートを明示すべきではないだろうか。

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山頂
いつものお手軽セット

 7時20分、あっという間に山頂に到着。さっそく食パンとコーヒーの朝食(そうです。朝食です)をいただく。山頂には地元小学校の「〇〇周年記念登山」という看板がいくつか見られる。ふむふむ、たしかに小学校の遠足にはちょうど良い山と言える。しかし、この手の遠足は毎年行われる筈だが、たまたま節目の年に看板を設置するのだろうか。それとも節目の年しか登らないのか。謎は深まるが地球の未来には直接関係なさそうなのでこれ以上追及はしない。
 少し遅れてひとり男性が登って来た。少し話をして、下山開始。あとはまっすぐ降りるだけ。途中の見晴台で登って来たおじさんに「上はどうですか?」と聞かれ、「風はけっこう冷たいですね。」と答えたら、「富士山もきれいに見えないし、今日はここで終わりにする。」という。なぜかおじさんに缶コーヒーをいただき、少しお話。地元の大工さんでした。

ちょっとだけ出てきた
帰りは大工のおんちゃんと一緒

 残りのルートは大工さんと一緒に下りて、9時20分に駐車場到着。最後まで富士山の雲は晴れなかった。それが少し残念ではある。天気そのものは良いので、もしかしたらこれから雲がなくなる可能性もあるが、堪え性のない私です。

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