ニセコアンヌプリを終えてまだ8時。すぐそばに羊蹄山があるものの、こちらはコースタームが長すぎて今から行くのは危険だ。それに、車を走らせていたら雷注意報も出てきた。山頂で雷なんて考えたくもないのでパス。車を樽前山に向かって走らせる。2時間ほど走り、10時少し前に7合目のヒュッテに到着。まだ空は青いし登山客がたくさんいる。とりあえず山頂往復なら時間もかからないだろうから、行くだけ行ってみよう。でも、ゴロゴロが聞こえたらすぐに撤退する。

駐車場はいっぱいだ

 駐車場は超満員で、道路わきに停めるよう指示される。まだ10時なので帰る人は少なく、次から次へと車やバイクがやってくる。道路わきの車の列がどこまで続くのか見当もつかない状態だ。
 トイレに立ち寄って、入山届を書いてスタート。きれいに整備された階段状のコースは歩きやすい。少し登れば支笏湖も見えて景色が良い。若干雲が湧いているものの、雷の音もないし大丈夫のようだ。(もちろん低山と言えど山の天気は急変するから油断は禁物)

スタート
支笏湖見えた
歩きにくい場所あり
雲、増えないでくれ

  少し登ると登山道は軽石のザレ状態で、一歩足を踏み込むたびにザラザラと崩れる。こういう道は意外に疲れるものだが、距離が短いので問題はない。危険な場所もない。

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 10時40分、山頂到着。ここは直径1キロの噴火口の縁の一番高い地点。外輪山という位置づけなので小カルデラなのだろう。陥没したカルデラの中央から新たな溶岩がドーム状に吹き出していて、そっちの方が少し標高が高い。でも危険すぎるので当然立ち入り禁止。

山頂きた 雷にやられないうちに下山する

 時間もたっぷりあるし、本来なら外輪山を1周していくべきだろう。実際たくさんの登山客が外輪山を歩いている。でも雷注意報も気になるので無理しないですぐ下山する。遠くに雷鳴が聞こえたので少々焦る。でもみなさん普通にしているなあ。いったいどんな感覚なんだろうか。それとも自分がビビり過ぎなのだろうか。でもまあ良い。人は人、自分は自分。往々にして無頓着な人に雷が直撃するここはなく、ビビりまくっている人間が無理すると案の定やられるという展開があるものだから。

 11時半、下山完了。今日は午前中に2つ登ってやったぜ。(2つとも小さい山の最短コース、てへっ)

 その後、車を南東に走らせてアポイ岳に向かう。夕方4時には登山口に着いた。しかし、ネイチャーセンターは閉鎖しており、「アポイ岳、そして登山を愛する皆様は、仲間と同じ目標のために行動することの大切さをご存知と思いますので、緊急事態宣言の間、登山について良識ある行動をお願いいたします」という張り紙があった。うーん、こう書かれては登れないな。
 仕方がないので車を更に東に走らせ、翌日は納沙布岬で「最東端証明書」をもらって来よう。(相変わらず、無駄な動きが多い。)

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