天狗岳から下山し、すぐに次の目的地である櫛形山に移動。地図で見る限り手軽な山のようだが、登山口まで車を進めるのに苦労した。正規の道路は通行止めで通れず、役所に問い合わせた結果、手前の「関係車両以外立ち入り禁止」という看板からの分岐を進むことが判明する。(入口にきちんと表示して欲しい旨担当者に伝えておいた)
 で、なんとか登山口駐車場に着いたのが夕方5時50分。今日はここでお休みなさい。(誰もいない山の中の駐車場で寝るのもずいぶん慣れたなあ。)

 6月1日、5時スタート。まっすぐ櫛形山の往復では流石に短いので、アヤメ平経由の周遊コースにする。スタートはきれいに整備されている道で、おそらく車いすも対応できるように作られたものと思われる。しかし、残念ながらのり面が崩壊して荒れ放題になっている。普通に歩くには問題はないものの、少々残念な気持ちになる。もっとも、車いすでこの道を進もうという人がどれくらいいるのか(いないのか)わからないし、再整備する費用を考えると市としても躊躇するのは理解できる。
 30分ほど歩いたところで南アルプスの展望台。北岳が正面に見えてなかなか気持ちが良い。ここから先は普通のトレッキングコースとなり、階段も出現する。道は一旦150mほどだらだらと下り、もみじ沢という名の広場に出る。紅葉のシーズンはさぞかし美しいことだろう。

崩落が進んでいます
作った当時は車いす対応だったと思われる
南アルプス展望台
北岳
どんどん下って
もみじ沢

 もみじ沢から再び登り、7時にアヤメ平に到着。ここから裸山にかけてアヤメの群落があるはずだが、よくわからなかった。見ごろはもう少し先なので花がないのは仕方がないが、アヤメの株そのものがよくわからない。金網で囲われた保護調査地域なるものがあったから、大変な状況なのだろうか。
 7:35、裸山に到着。こちらも南アルプスが一望できる良い場所だ。30分ほどゆっくりしたが、残念なことに雲が発生してアルプスの山々は良く見えず。

スポンサードリンク
アヤメ平
素敵なオブジェがあちこちに
裸山

 裸山から櫛形山までは急な登りもなく、なんとなく歩いているうちに着いてしまった感じ。途中、趣のある木が多く見られて楽しい道ではあった。(この感覚は個人差あり。大多数が賛同する自信はない。)
 櫛形山の方は眺望なし。GPS表示の山頂と新しい標識がずれているが、気にしないでそのまま進む。平らな山頂を少し歩くと、あとは一気に下るだけ。スキー場のゲレンデのような斜面をジグザグに降りる。途中、眺望の良い休憩スペースがあったのでひと休みしてコーヒーとパンの軽食。そして林の中の道を進み、駐車場の戻った。時計を見るとまだ9時20分。まだまだ一日は長い。さて、どうしようか。

縄文の森と勝手に命名
櫛形山山頂
新しい展望台
最後の下り
到着!
スポンサードリンク