4月19日、午前9時のフェリーで佐賀関から四国の三崎に渡る。料金は8620円。高いことは高いが、流石に関門海峡から尾道に出て瀬戸大橋を通ったら、ガソリン代と橋の通行料でこれ以上かかってしまう。ここは大人しくお金を払って乗せていただく。(しかし4m35の車で5mの料金を取られるのって、ちょっと悔しい。4m50cmサイズの料金設定を強く要求したい)

 四国の三百名山は9つ。どれも日帰り可能な山であり難易度も高くないでの、全てを登るつもりでいる。初めは西南部の篠山から攻める。三崎から車を走らせ、11時半に登山口に到着。早速登り始める。ここはコースタイムが2時間弱の低山なので、遅い出発でも問題はない。

いきなり1キロの標識

 登山口に入ってすぐに、「残り1キロ」の看板がある。昨年に回った北海道の山の「残り10キロ」などという鬼のような看板を思えば、出発の時点で既に登山は完了したような錯覚を起こす。危ない危ない、山を舐めてはいけない。(と思いつつも、心の底ではかなり舐めきっている自分がいる)おそらく地元の人御用達の山なのだろう、階段も整備されていて道もしっかりしている。登りやすさこの上ない里山の雰囲気である。

ほぼこんな感じの山道です

 700m登ったところで一度平坦地に出る。ここから鹿よけネットの扉を通ってさらに進む。ここも鹿の食害で木がやられている地区なのだろう。近年、日本の各地で鹿の食害による森林の荒廃が進んでいるらしい。鳥獣保護の法律がネックなのか、ハンターが減った為かは知らないが、増えすぎてるなら積極的に減らせばいいのにと思ってしまう。(個人の見解です)

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 最後の300mを上り切ると、神社が見える。ここで旅の安全と諸々の煩悩成就をお祈りし、裏手に回るとすぐに山頂だ。時刻は12時15分。40分で登ってしまったことになる。ここは、ツクシアケボノツツジという種の、四国唯一の生育地と看板にある。(後日、ネットで検索したら九州に多く見られる種だということ)ピンク色の花がまさに見頃で、きれいだ。

山頂
ツクシアケボノツツジ

 山頂でパンをかじって下山開始。13時少し前に駐車場に着いた。全行程1時間半で、四国最初の山が終了した。

 次の山は少し北上したところにある「三本杭」という山だが、篠山の山頂で話をした登山者が「三本杭に向かう道が通行止めになってて入れなかったです。だから篠山に来ました。」と言ってたので、ここは諦めよう。9つ全部行ってやろうという気持ちがそもそも間違いだったのだな。そうだそうだ、8割いけば合格点だから、9つのうちひとつ行けないくらいが丁度良いのだ。そう思い直して石鎚山に向かうことにする。

 その後、通行止めとは単なる工事中の狭い道を交互に通すためで、じっくり待っていれば通れたことが判明した。人の言葉をそのまま信じないで、きちんと公的機関に確認を取ること、或いは近くなんだからダメ元で行ってみることが大切だ。このおかげで後日凄まじく効率の悪い動きになってしまった。(篠山で情報くれた人に対しては、怒ってないです)

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