那岐山

 昨年もそうだったが、今年もコロナウイルスの影響もあって、あまり街の観光はしていない。本当なら鳥取市街に一泊して近所の観光地を回るのも良さそうなのだが、基本は密にならない野外活動に留めている。早く全てが解除にならないかなあ。尤も、「山だけにしておこう」と決めて動くとお金もかからないし、悪いことばかりでもないのだが。

 1泊させてもらった「山の駅」を早朝出て、車で数分の登山口駐車場に移動。5時45分スタート。コースタイムが5時間を超えるので早めの出発だ。(でも、基本的に暗いうちは動かない)10分ほど歩くとBコースとCコースの分岐点。深い意味はないが、Cを登りBを降りる周回コースにする。中国地方に入ってからは(まだ2日目だが)天気も良く、林間コースを気持ちよく歩く。このコースは、途中に「神仏ポイント」という看板があり、岩に彫った石像を紹介してくれる。ポイント1、2と順番に現れたところを見ると、Cコースから登るのが一般的なのかもしれない。

ここもクマいる
看板がないと絶対に見落とす

 7時10分、稜線に出たようだ。左手すぐに避難小屋が立っているが、そこには立ち寄らず笹原の台地を山頂に向かって進む。稜線に出てからはあっという間で、もうひとつの避難小屋の横を抜けて、7時20分に山頂に着いた。10分ほど休憩していつものようにコーヒー(インスタントのカフェオーレ)とパンを食べて、すぐに下山開始する。再び稜線を歩き、Bコースから下る。こちらも林間のなかなか良いコースだ。ただ、Cコースよりも若干急な気がする。(これは登りと下りで感覚が変わるので、自信はない)

稜線でた
山頂に向かう
登頂

 8時50分、駐車場に戻った。コースタイムに比べて随分と早く周ってきたようだ。特に急いでいる感覚はないので、単純に体が山に慣れ、体力もついてきたということだろう。これは喜ばしい。

スポンサードリンク

蒜山

 那岐山を出て、蒜山までは珍しく高速道路を使った。蒜山も5時間かかるようなので、なるべく早く登り始めたいからだ。おいおい、そんなに頑張らなくても明日があるじゃないの。そう、明日はある。だけど、できるだけ晴れている日に登りたいし、今晴れてて登れるなら行っちゃいます。

 10時40分、登山口駐車場に到着。駐車場から実際の登山口までは、ペンション、牧草地、建設会社を通って1キロほど歩く。登山道に入ってからは、森の中の階段になる。これが意外に長くて大変だ。膝を痛めている人は相当厳しいと思われる。まだ序盤なのであまり急がない方が良いだろう。

登山口まで1キロ歩きます

 3号目あたりから木がまばらになり、景色が良くなる。それまで手前の山に隠れていた大山も、山頂が少し見えてきた。少々暑くもなってきたので、水をしっかりとりながら進む。8号目からは突然傾斜が緩やかになり、あとは登るというよりだらだら歩くという感じだ。

 12時30分、山頂到着。ここが最高点だが、少し歩くと三角点があるので行ってみる。距離も短いし登り返しもほんの少しなので、大してかからないだろうと思っていた。ところが笹藪で意外に歩きにくく、15分近くかかった。ここで10分ほど休憩。

まだ登りがきつい
八合目からは緩やか

 下りは登ってきた道をそのまま戻る。時間が許せば中蒜山、下蒜山と稜線を歩くのも気持ちがいいだろう。でもそのコースは10時間の設定で、しかも下山口から駐車場まで10キロ以上の道路を歩かなければならない。これをやるなら完全に早朝から1日計画でないと無理な話。今回はピークハントのような山頂ピストンだが、まあこれも良し。山頂の景色と体力維持がそもそもの目的みたいなものだから。

さあ、下山しよう

 14時30分、登山口到着、そしてまた牧草地を歩き、15時に駐車場。今日も1日頑張ったのではないだろうか。

 明日は大山の予定なので、そちらの登山口に移動する。途中、伯耆町の日帰り温泉でゆっくりし過ぎたので、登山口に着いた時には薄暗くなっていた。

スポンサードリンク