釈迦ヶ岳

 地図によれば、旭ダムを通る林道上に登山口は2つある。車で数分の違いなので、現地で様子を見て、より整備されていそうな方を選ぶことにしていた。心の中では若干標高の高い太尾登山口がいいなあと期待していたが、実際こちらの方がトイレもあるし悪くなさそう。昨夜は珍しく他の車中泊もいたが、今夜は1人だ。

 翌朝、6時45分スタート。片道2時間程度の山なので、今までの反省を生かしてゆっくり目のスタートにしてみる。(山頂で霧にならない根拠はほとんどない。)朝ごはん中にやってきた男性が先に出発していったので、蜘蛛の巣とクマを払ってくれているだろう。

 出発点が峠なので、今日は最初から尾根を歩くコースだ。大抵の山は谷から尾根に出るまでが一苦労で、尾根に出れば緩やかな登りになる。その期待通り、大した斜面もなく少しずつ登っていく道だ。藪に覆われているところもないし、クマとの遭遇はないだろう。今日も霧が出てきたが、気にしない。

 少し登りが急になったのは、千丈平という平地を抜けた最後の数百メートルだけ。8時25分山頂に到着した。山頂の大きな釈迦像に手を合わせ、しばらく様子を見たものの霧が晴れる兆しもないので下山開始。おそらくここから北に伸びる「大峯奥駈道」の尾根道、そして昨日登った八経ヶ岳もよく見えるのだろう。ちょっと残念ではある。(尾根の向こうとこっちの両方とも霧だったので、様子がわからないが。)

山頂の釈迦像

 帰りは「行者の隠し水」という水場でペットボトルの水を全て入れ替え、緩やかな登山道をハイキングして終了。10時45分、駐車場を後にした。

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護摩壇山

 13時、「道の駅ごまさんスカイタワー」に到着。近所に伯母子岳の登山口があるので、今夜はここで寝る。護摩壇山も三百名山に入っているので、山頂まで行ってみる。「登ってみる」ではなく「行ってみる」だ。すぐそこなので、カメラ片手に普通の運動靴でスタート。水も持ってない。道の駅の売店と展望タワーの横を抜け、広い階段500mほど上がれがすぐに山頂に着く。所要時間は10分だった。おそらくアスリートが少し頑張って走れば、3分切るのではないだろうか。山頂はこのあたりの夕日百選に入っているようなので景色は良いのだろう。(でも今日はくもり空)

スタート
10分後に山頂

 道の駅で一夜を過ごし、翌11日は霧雨。天気予報によれば明日から数日は雨模様だ。伯母子岳に登れるとしたら今日だけだろう。この霧が昼頃にはきれいに晴れてくれないものかと、午前中は待つことにした。コースタイムは5時間程度なので、12時に出発すれば大丈夫ではある。

 しかし、11時を過ぎても霧雨が止むことはなく、今日は登山を断念することにした。14日は大阪の友人宅に泊まる約束をしているので、どうやらその前に伯母子岳登山はできないようだ。(少々の霧雨程度なら普通は行くのだろうが、自分はスタート時に雨という状況は避けている)

 仕方ない、今日から雨の3日間は観光に振り切ってしまおう。よく考えたらここまで6日間連続で山に登っている。そろそろ一休みして海沿いの観光地を周りながら、どこかのランドリーで洗濯もしてしまおう。

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