金剛山

 5月15日、前日に泊めてもらった友達と一緒に金剛山に登る。ロープウェイ前の駐車場から登り始め、大きく伏見峠まで回ってから山頂へ。日曜日で天気もまずまずということで、観光客で賑わっていた。帰りは直登コースをひたすら下って駐車場に戻る。直登コースはかなりの急登で、こっちから登らなくて良かったなと思う。午前中で登山終了。なんとこの日はカメラもスマホも車の中に置いていってしまい、写真は1枚もない。

 この日は「道の駅ちはやあかさか」で宿泊。

大和葛城山

 16日、車を10分ほど走らせ、水越峠の駐車場に入る。月曜日なので人はいないだろうと油断していたが、駐車スペースはほぼ満車だった。あと少し遅れたら無理だったようだ。ちなみに、水越峠からは金剛山へのルートもあり、ここから日帰りで両方の山に登ることも可能だ。

 6時30分、大和葛城山に向かう。最初は小さな谷の、水の流れに沿って石段を登る。そこそこ急な道だ。大変だなあと思いながらも、そんなに高くない山だから永遠に続くわけはない、焦らず、でも足は止めずに進む。緩斜面に出てからもしばらく道は続く。近畿の山は山頂部が台地になっているところが意外に多く、葛城山もそのグループだ。実際、地図にも葛城高原と表示してある。

 今回のメインは満開のツツジ。昨日、金剛山から見た葛城山の上部に、オレンジ色の一帯があり、楽しみにしていたのだ。特に花の時期を狙って移動しているわけではないが、たまに満開にぶつかる時があって、これはうれしい。ツツジ園を一回りしてから山頂に向かう。それにしても人が少ない。峠の駐車場は一杯だったのに、どういうことだろう。ほとんどの人は金剛山に行ったのだろうか。

ライブカメラ撮ってます

 ツツジ園を抜けると草原の先に山頂がある。葛城山にはライブカメラがあって、10分おきに山頂を撮影してネットに掲載している。誰もいないので1人でカメラに収まり、ネットで画像を確認したりしながら過ごす。そして昼食。(時刻は8時前だから、厳密には朝食)そういえば、昨日の金剛山にもライブカメラがあったっけ。たしかNHKの「ドキュメント72時間」で金剛山のライブカメラ前を取材してたのを見たような気がする。日曜ということもあり、カメラの前では多くの人がポーズをとっていた。それに比べると今日の葛城山の静かなことよ。

 おそらくロープウェイで登ってきた普通の服装のお姉さん2人にライブカメラのことを話してから下山開始。歩きながらネットを確認したら、彼女たちもしっかりポーズをとって写ってた。こういうのは楽しくて良い。昔、日光の男体山に登った時にもライブカメラを見つけ、撮影時間まで30分以上待って写ったつもりになってたら「現在カメラは故障中です」という悲しい結末を迎えたことがある。あれ、もう直ったかな。

 9時過ぎに駐車場到着。ここで、マリーゴールドの苗がなくなっていることに気がついた。「えっ? マリーゴールド? なにそれ?」ですよね。

 実は、5月7日に山上ヶ岳に向かう途中、「道の駅吉野時黒滝」を出る時に警察から車を止められ、地域の安全協会の方からいろいろな品をもらったのだった。その中にマリーゴールドの苗があり、「旅をしてるのでこれはちょっと」と断りかけたものの、手渡してくれたおじいさんが手もプルプルでこっちの話も聞かず「これを、植えて、ください」だけなので、後ろに車も詰まってるからいただいてしまった。その後、水をやりながら、登山の時には車の外に出し、戻ってきたらまた車に入れるというめんどくさいことを続けてきた。ところが、その苗がなくなってる。おそらく、先に登山を終えて戻った誰かが見つけて、「こんなとこに置きっぱなしじゃ枯れちゃうよ。誰だ苗を捨てたのは。仕方ない、うちの庭に植えてあげよう。」となったに違いない。苗がなくなったことがとても嬉しい。きっとその後、あのマリーゴールドちゃんは幸せに暮らしている筈だ。

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苗もらっちゃよ どうしよう(5/7)
よしよし、元気だったか?(5/8)
よしよし、元気だな(5/9)
マリーゴルド ないっ(5/16)

竜門岳

 水越峠から車で40分ほどで竜門岳に着く。登山口の駐車場がどんなものか車で行ってみたが、道は狭くなり、うまい駐車スペースが見つけられそうになく、途中で引き返して運動公園に停めて歩き出す。スタートは10時30分。最初は民家の前を通り、舗装された林道を進む。

集落を抜けていく

 木々が空をどんどん狭くし、そろそろ山に入るかなと思われたあたりで駐車場が出てきた。そうか、ここに停めればよかったのね。ちょっと失敗。

なんだ、駐車場あったじゃん

 さらに車も入れる林道を歩き、龍門寺跡や野外活動エリアを越え、11時少し前に登山道が出てきた。ここから本番。かなりの急斜面をよじのぼる。しばらくは谷沿いを進み、やがて尾根に出てからも斜面は急なままで、緩斜面や台地のようなものがなく、いきなり山頂だった。時刻は11時30分。山頂は木々に囲まれ、展望はない。少し休んですぐに下山する。

山頂は眺望なし

 麓の集落に戻ってきたところで、庭仕事をしていた女性(80歳くらい?)に挨拶したら、「もう登ってきたの? 早いねぇ。」と声をかけられた。行く時も庭で作業していた方だ。しばらく立ち話をしてたら「前は山頂から富士山も見えたのよ。」「えーっ、ほんとですかぁ?」という話題になった。かなり驚いたが、あの話の展開の素早さは、きっとここを通る登山者と話す時の彼女のネタなんだろう。

 13時過ぎに駐車場到着。そろそろ近畿この地域の山もほぼ登ったと言える。心残りなのが伯母子岳。明日は天気も大丈夫そうなので、再びあそこに行ってみよう。

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