2023年の山の旅がスタート。昨年度シーズンが5月で終了し、久々の登山となる。(その間、語学の学習に特化しておりました)今回春のテーマは「近畿地方の三百名山を全部クリアする」こと。昨年春にかなり登っているので今回は「愛宕山」「比叡山」「蓬莱山」「武奈ヶ岳」「伊吹山」を登れば終了となる。その後は雪のなさそうな山を選びながら少しずつ家に戻るつもり。

 4月1日に山形の自宅を車で出発し、途中東京に3泊。そして6日に東京を出て車中泊をしながら移動し、7日夕方には滋賀県の「道の駅 アグリの郷栗東」に着いた。明日は晴れるという予報がでているが、夕方の時点で天気は土砂降り。「これは、もしかして登山道がぐちゃぐちゃ状態ではないのか?」と不安にもなる。そこで、いつもなら日の出とともに行動するのを少し遅らせようと思う。

駐車場は空いてました

 4月8日午前6時前に道の駅を出発。まだ交通量が多くなない京都市街を突っ切り、7時ちょうどに「清滝駐車場」に着いた。駐車料金は1200円。おいおい、高いなぁ。
 こういう駐車料金を見るにつけ、これは「たまたまその土地を持っていたために転がり込んだ利益」なわけで、こういう産業からはどっちゃり税金を取ってもらいたいと思う。(まあ、その分駐車料金が上がれば藪蛇ではあるが)もっとも、およそ50台のスペースだから満車で1日6万円。(1台停まれば午後まで居座るから、回転はほとんどないだろう)しかも土日以外は閑古鳥。そう考えると月50万円か。しかも冬は誰もこないし。そこそこ楽に稼げるが、億万長者になれそうにはないな。

ラーメンを食う

 駐車場でラーメンを煮て食べたりして、午前8時に出発。看板に「3時間で登れなければそこで下りなさい」と書いてある。駐車場のお兄さんに「遭難とか、多いんですか?」と聞くと「毎年あります。危険な道というより、無理に長い山道を登り、疲れ果てて下りれなくなる人がいます。」とのこと。まずは3時間以内に登らねばなるまい。

 愛宕山は、山全体が信仰と修行の場であり、登山道は山頂にある神社までの参道でもある。きちんと整備されていて、石段も多い。どうやら前日の雨でぐちゃぐちゃになる恐れはなさそうだ。途中で追い抜いた人に聞いたら「ここは雨の日でも傘をさして不通に登れるくらい水捌けがいいです。ぐちゃぐちゃなのは山頂のトイレの前くらいです。」という。どうやら山頂にトイレまで完備されているようだ。

スタート
ずーっとこんな感じ

 山道はスタートからゴールまでほぼ同じような道なので特記事項なし。「嵯峨消防分団」が登山道を40分割して看板を立てているから、これを見ながら進むと良い。しかし「分団員募集」と書いてもらっても山形から来た私には何とも対応できないし、「油断するな」と言ったかと思うと「アドレナリンで突っ切れ」と煽るような言葉もある。ここはいちいちツッコミを入れずクスッと笑って「40分のいくつ目だな」とだけ確認すれば良いのだろう。途中で2回水を飲んだくらいで、10時に山頂に着いた。とりあえず3時間以内で登りきったから合格である。

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花も売ってたらしい
黒門まで来れば山頂は近い
到着しました

 山頂の神社境内には、登山者のマナーについて注意喚起する看板があった。ゴミを放置したり植物を取っていったりと、ひどい状態らしい。「参拝者以外の立ち入りを禁止することも考えている」という言葉が実現するとも思えないが、ぜひ登山者のマナーアップをお願いしたい。

 実は今回、保温ボトルを家に忘れてしまった。それに気がついたのが今朝で、仕方なく今回は水とバーナーを持って上がった。しかし、山頂の休憩所では「バーバー使えます。社務所に断って下さい。」とあり、いちいち断るのもめんどくさいから食事をやめてそのまま下山した。帰りは「月輪寺」を通る別ルートとも思ったが、月輪寺のゲートが閉鎖されている時間帯があり、説明文がきちんと理解できなかったことと、どうやら普通の登山道らしくぐちゃぐちゃの可能性も否定できないことから、来た道をそのまま戻ることにした。12時少し前に下山完了。

 天気予報では今日は1日晴れだったが、下山途中で雨が降り、一時かなり強くなった。下山した時点で青空が出ていたが、しばらくしてまた雨。山頂が冷たい強風だったことを思うと不安定な天気だったようだ。(その後、ネットのニュースで雷注意報が出ていたことを知った。)

 シーズンスタートの山は、4時間という丁度良い強度であった。足に問題はないが、靴擦れがひどい。

きれいにむけた
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