4月13日朝、お馴染みになった「道の駅妹子の郷」で朝食(スパゲティ醤油がけ)を食べて出発。30分ほど車を走らせて登山口である葛川市民センターに着いた。ゆっくりと準備をして6時半登山開始。この登山口は蓬莱山への玄関でもあり、一昨日に来たところ。前回は沢沿いの林道を歩いたが今回はスタートから山にとりつく。

スタート地点の町は風情があります
最初の登り

 スタートはかなり急な斜面を九十九折りに進む、よくある普通の登山道だ。入り口に「50m上方にスズメバチの巣あり」と看板があり、この部分だけは騒がず進む。(結局巣を見つけることはなかった) 急な斜面も30分もすると尾根に出て、ここからは少し楽になる。少し歩くと御殿山への「積雪時」「無積雪時」ルートの分岐がある。もちろん4月上旬で既に雪はなく「無積雪ルート」を進む。実際歩いてみると、たしかにここを冬に歩いたら滑落するよなあというまき道だ。

雪ないから右側

 20分ほどで再び2本のルートは合流し、尾根伝いに歩くとほどなく御殿山に到着した。時刻は8時15分。ここでようやく目的地の武奈ヶ岳が見えてきた。一度少し下りワサビ峠に出ると、ここからは緩やかに登り返す。稜線を緩く登っていくだけでゴールだ。

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山頂見えた
天気は良いが黄砂で視界悪し

 9時ちょうどに山頂到着。2時間半でたどり着いた。一昨日に登った蓬莱山へのルートはかなり厳しく3時間半かかったが、こちらは比較的スムーズだ。同じ登山口からスタートしてほぼ同じ標高の山なのに、ずいぶん違うものだ。

 天気は快晴で風も弱く、しかし暑いわけでもなく絶好のコンディションだ。「比良トレイル」という縦走コースを通って蓬莱山まで行ってしまおうかと随分悩んだ。山頂にいた地元の登山者に聞くと、この縦走コースは比較的メジャーなコースで整備もされているという。(そんな彼も蓬莱山から葛川までのルートは一般的でないので知らないという。けっこうマイナーなルートを行ったんだな自分) 山頂でパンを齧りながら「悩んだ時には無理をしない」という結論に達して普通に下山することに決めた。本当は無理でもないのだが、黄砂の影響でびわ湖がぼやっとしか見えないのも影響した。いずれ天気の良い日に最初から縦走計画で・・・いや、その時はきっとこないだろう。他にも行きたいところがありすぎる。

 帰りはビニールのゴミ袋を手に、プチボランティアをしながら下山。手袋やタオルの類まで全部回収してやった。それからマスク2枚。誰がつけたかわからないマスクを持ち帰るのは少々気持ち悪いものだが、木の枝にぶら下がったマスクを横目に登山するのも同様に気持ち悪い。そしてどうやら自分は「汚いもの、不潔なもの」への耐性が人より高いらしい。(具体例を挙げると引かれるので書かない) おそらく「人のマスクを触るなんて死んでもできない」とう人も少なからずいるだろう。(それでも人のマスク触るか死ぬか選べと言われたらみんな触る筈だが) ここはみなさんのために我が身を犠牲にいたしましょう。

 11時15分、登山口に戻ってきた。下りは2時間弱といったところ。半日のコースとしてはなかなか良い所であった。ちなみに水場はない。

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