途中でみしまコロッケパンを頂く

 天城山は2年前に断念した山だ。特に険しい山でもないが、登山口の駐車場に来た直後から土砂降りになり、このままでは晴れたとしてもドロドロの山行になるだろうと思い引き返した。その時は急遽予約できた伊東の旅館で美味しいご馳走を食べたので、それはそれで楽しい思い出だ。

 前日の午後には駐車場に到着し、下山してきた人とお喋りをしながら過ごす。「お疲れ様でした」と挨拶しながら山の様子を聞くのはかなり有益である。今回は特に問題はなさそうだ。そして暗くなったら車の中でおやすみなさい。

 翌4月29日(土)朝5時半出発。ゴールデンウイークの始まりであり百名山なのでおそらく駐車場は満杯になるだろう。でも自分は基本的に前泊なので影響はほとんどない。先に数人登って行ったので蜘蛛の巣を払ってくれるだろう。天気はまずまずだが富士山は雲の中だ。

スタート

 今日のコースは万次郎岳から万三郎岳を経て時計回りに一周する通称「シャクナゲコース」。本当は天城峠までの縦走も魅力的だが、それができないのが自家用車組の悲しい所。普通に健脚の方なら往復しちゃうのだろうが、残念ながらその体力も気力もない。ここは大人しく最高峰の万三郎岳に登って「百名山の天城山行ったもんねー」という自己満足に留めておく。

 道は駐車場から一旦緩く下り、15分ほどで周回コースの分岐に出る。ここから万次郎岳に向けて登りが始まる。でも距離は1.7キロだからそれほど長くもない。所々荒れてる場所もあるが問題なく登り、6時半に到着。水を飲んで一息ついたら一度下る。途中の馬の背でアセビのトンネルや天城シャクナゲの群生地を通る。満開ではないものの結構楽しめた。しかし、このあたりは道がやや荒れている。百名山でもあり登山客の数が半端ないのだろう。(そんな自分もその一味だから強くは言えない。)

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けっこう荒れてるな
まあ、全体としては歩き易いです
万二郎岳
アセビのトンネルね
山頂

 7時半、万三郎岳に到着。残念だが今日は富士山の見えない日なので、5分ほど休んで軽く食べたら下山開始。あとは250mほど一気に下り、山を巻くように歩いたらゴールになる。

復路の巻道

 9時半、駐車場に到着した。登りと下りが同じ時間だが、そもそも疲労で速度が鈍るような山でもないので、ゆっくり登ってゆっくり下ればこんな感じだろう。駐車場に戻ると案の定満車状態だ。次の人に場所を明け渡すべく、急いで身支度してすぐに出発した。

 正直言うと百名山に名を連ねる山かなあとも思う。でも、深田さんは山の歴史なども加味して選定しているのでこれはこれで良いのだろう。そもそものそもそもなのだが、有名になり過ぎた百名山だが、あくまでも「深田久弥さんが自分が登った山の中から選んだ個人のベスト100」なのだということを忘れてはいけないだろう。

 比較的早く下山できたので、下田まであんぱんを買いにひとっ走り。(アンパンを愛してます)そのまま下田の道の駅でお休みなさい。

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