10月30日(火)

船は本当に素敵な場所に停泊しています。ニューヨークの中心地と言えるタイムズスクエアまで徒歩15分少々なのです。これは飛行機では考えられないこと。自由の女神に出迎えられ、ハドソン川を上り、ダイレクトで中心地ですから、船さまさまです。

8時30分、船をスタート。(今日は4人でスタート)
まずはタイムズスクエアにちょっと立ち寄り。
朝なのに、出勤時間なのに、電飾ピカピカのビカビカ。(電気使いすぎや!!)
さすが世界の中心地です。
昨夜は直接「オペラ座の怪人」を観て帰ってきたので、初めて見る中心地にはやはり圧倒されます。

朝なのに、電飾ビカビカ!

でも、長居は無用。いくらか写真を撮って北上し、セントラルパークを散策。

セントラルパーク。

ニューヨーカーの憩いの場であり、数々の映画にも出てきたセントラルパーク。できればジョギングなんかしたかったけど、風邪ひきさんなので自重します。でも、歩いているだけでニューヨーカー気分。少し紅葉も始まり、何より天気に恵まれて気持ち良い散策。

セントラルパーク、いいですね。
リスいたっ!

そして10時の開館に合わせてメトロポリタン美術館に突入。
ここが本日のメインなので、みなさんとは別れて自分のペースで鑑賞。よく知ってる作品に出会ったり、有名な画家の知らない絵に遭遇したり、思いもかけないすごい品に巡り合ったり、かなり充実した時間。とくに、アルメニアのキリスト教関連作品が素晴らしく、「今度アルメニアに行こう」と誓うほど。

メトロポリタン美術館
アルメニアの特別展示がすばらしい!アルメニア行きたくなった。
わーい、これ知ってる!
「月に雁」の本物がある。日本のコレクションもけっこうすごい。

ところで、前にも書いたかもしれないけど、どうもあのフェルメールという画家の良さがわからないのです。魅力を感じないのはなぜなんだろう。
まあそれはいいです。
だれか私をとっちめてください。

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12時すぎで2人は美術鑑賞から離脱。グランドゼロに向かって行きました。(後で聞いたところ、自然史博物館に行ってみたらすごい人でチケットを買うのも大渋滞。結局入るのをあきらめてグランドゼロに向かったそうです。「ナイトミュージアム」面白かったからね。)

残ったSさんと二人でグッゲンハイム美術館へ移動。入場後、カフェでサンドイッチとコーヒーで軽い昼食。そして鑑賞。作品もまずまずですが、1番の芸術は建物でしょうか。

グッゲンハイム美術館
螺旋スロープが、そのまま展示場なのね。

ここで、「実は近代美術館も開館しているのでは?」という昨日得た情報を確かめるため、次のように方針転換します。
「グッゲンハイムは小さいので早めに終わる。その後メトロポリタンに戻って見逃した作品を見る。それから近代美術館に行ってみる。」
そうと決まったら急げ!グッゲンハイムは見所の作品に集中し、メトロポリタンでは1時間半の自由行動。その間、美術館のワイファイを使って検索し、開館していることを知る。そして3時半に近代美術館に移動。(移動は地下鉄。切符はクレジットカードが手軽です。コインだけとかおつり出ない表示が多すぎます。)

MoMA来たーっ!

ニューヨーク近代美術館に着いたのが4時10分。切符売り場のお兄さんに「5時半閉館だよ。知ってる?」と聞かれ「大丈夫、知ってる。」と答え、「それじゃあ、先に5階に行ってそこから降りて観た方がいいよ。」とアドバイスを受け。早速スタート。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも素晴らしい作品がたくさん。時間が足りないことと、すでに2つの美術館(うちひとつは超巨大)を観てげっぷがでることが残念です。それでも「もう2度とニューヨークに来ないかもしれない。」という思いで乗り切りました。ここまでくると、修行です。

すっきりしてて良い美術館です。

しかし、2度と来ないかもしれないのに、自由の女神もブルックリン橋もエンパイアステートビルもグランドゼロも見ず、五番街でショッピングもせず、何をしてるのでしょう。そんな偏った行動にしっかりついてきてくれたSさん、ありがとう。
5時半、すでに燃え尽きて灰になった二人は、帰船リミットの8時半を待たず船に戻りました。船の夕食はハンバーグ。うまかった。

暗くなってきた。そろそろ帰ろう。

7時からは「ICAN」のノーベル平和賞受賞記念の講演がひとつ。遊び疲れた直後に「ピースボートの理念、忘れんなよ!」と釘を刺された気分です。
そして明日のスペイン語の宿題を終わらせて(早くやっとけ!)、まだ咳き込むので出港時も外に出ないで寝ちゃいます。

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