30日、浅間山から車を走らせて天狗岳の駐車場に移動。それにしても全行程を振りかえると無駄な動きが多すぎる。でも、自分のコンディションと雪解けの状況を判断しながらその都度ベストな(はずの)選択をしているので、これも仕方がない(のだろうきっと)。
 あまり急いで行ってもすることがないので、途中で水を補給したりちょっと豪華な(社内比)弁当を買って食べたりしながらダラダラと移動する。結局、唐沢鉱泉の登山口に着いたのは4時。それでも時間はたっぷり。あとは寝るだけ。

前日の駐車場

 31日、午前5時に出発。いつものように早い出発だ。この時間はほとんど人がいないが、できれば前に人が一人いて欲しいものだ。蜘蛛の巣を払ってくれるから。
 最初は尾根に向かってどんどん登るので斜面はやや急。でも直登ではないからそれほど苦にはならない。何よりも天気がいいから気持ちが良い。それに白樺がきれいだ。(詳しいことはわからないが、たぶん白樺だろう。)あまりに美しいので写真を撮りながら進む。

 その時、あることに気がついた。白樺の木は、裏側(日陰側?)は白くないのね。今までそんなこと考えたこともなかったから少々驚いた。で、家族にLINEで報告。

ほら、白いでしょ?
こっち側、黒いでしょ?
尾根をまっすぐ進む

 およそ1時間で尾根にたどり着いた。しかし、ここからも結構な斜面の登りで、しかも道がまっすぐ。こちらの方がタフな道だった。その後、結構な岩を乗り越えて第1展望台、そして第2展望台に着いたのは7時過ぎ。ほぼコースターム通りに進んでいる。さすが自称「コースタイムおじさん」を自認するだけのことはある。ここからは一度下って登り返し。最後はけっこうな巨石のある斜面を登って西天狗に到着した。時計は7時40分。やや早め。
 西天狗からは八ヶ岳の主峰がきれいに見える。もしかしたらあっちも行けたかもなあと思ったが、今回は八ヶ岳を登る気はない。まだまだ初心者の域を脱していないので、来年に取っておく。でも、あまり先まで取っておくと、加齢による衰えで登れなくなりそうだから、来年は挑戦しよう。

第1展望台
第2展望台
もうすぐ西天狗
着いた
西天狗を振り返る

 西天狗を下って再び東天狗に登り返し。若干ザレてる斜面を一気に登り、8時すぎに到着。ここで、黒百合ヒュッテ方面から来た人や根石山荘に泊まってた人と一緒になり、しばし写真を撮り合いお喋り。たまに知らない人と話をするのは楽しい。

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東天狗に向かう
東天狗来た

 やや風が強いのと、まだ昼食に早すぎるので先に進む。ここから中山峠の方向に下り、黒百合ヒュッテを経由して下るという周回コースだ。中山峠までのコースは右側が崖になっていて少々怖い。それに、どこを歩くのかわからないような岩場もあり、普通の人は楽しめる。さすがにもうすぐ6月なので雪はない。これで道が凍ってたら泣きながら戻ったことだろう。

どこ歩くんですかー?
こっちでいいんですかー?
だいぶ下って来た
黒百合ヒュッテ

 9時20分、黒百合ヒュッテに到着。ここのベンチを拝借してコーヒーとパンの昼食。10時前に昼食もおかしな話だが、これが自分の日常だな。ヒュッテでは天気が良いので屋根に布団を広げて干していた。これも典型的な山小屋の風景かな。実際に見ることは少ないけど。
 30分ほどゆっくりさせてもらい、あとは林間コースを下山するだけ。途中で道が2本交錯していてどっちが本物かわからない場所もあったが、何とか修正しながら下る。普通に沢沿いを歩いてたら、いつの間にか高い所に遊歩道をを発見したり、という場面があった。他の人も間違ってた。パノラマコースと唐沢鉱泉コースの分岐がどうも怪しいように感じたのは自分だけだろうか。

 でも、間違えることなく唐沢鉱泉コースに乗り、今度は沢よりかなり上に切られた道を進む。(スマホのナビはこういう時便利。)
 11時、唐沢鉱泉到着。結果的にコースタイムピッタリで全行程を終えた。天気も良く、全体としては危険個所はなかったものの、天気が急変した場合は吹き曝しになるし、中山峠から東天狗までの道は厳しいだろう。自分は一人で自由に動いてるから雨の日は登らないけど、ツアーやグループで来てる人、土日を利用して来てる人は判断に苦労するだろう。第一級の険しい山ではないけれど、侮ってはいけない山だと感じた。

駐車場近く。さすが鉱泉。
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