8月11日、函館にいる。青森からのフェリーに乗り込んだのが6月11日だから、2ヶ月北海道に滞在したことになる。これはもちろん自分の中での新記録だ。老後の趣味に山登りがいいのではないかと思い立ち、55歳を過ぎてから単発で登り始め、本格的に始めたのは退職した57歳から。現在61歳だから、4年間が過ぎたことになる。北海道の山は今回が初めてだったが、三百名山のほとんどに登ることができた。

 残すところは4つ

カムイエクウチカウシ山 神威岳、ペテガリ岳、大千軒岳

日高の難易度の高い山が残ったが、これは予定通り。今の自分の実力では行ってはならない山々だろう。大千軒岳は林道が通行止めだったので、またの機会にする。

 三百名山以外で登ったのはアポイ岳と塩谷丸山の2つ。塩谷丸山は、序盤のニセコアンヌプリで一緒だったシニアのカップルが「小樽の塩谷丸山、いいですよ」と話していた場所。その後、幌尻岳で一緒だったシニアのカップルも小樽の人で、「一度こっちに来なさい」と誘われていたこともあり、狩場山の後に訪れた。ご近所の愛好家が毎日の習慣で登るような山で、海が間近に見えて良い山だった。

7/28 塩谷丸山から海を望む

 もうひとつ、「沢登り体験」にも参加した。今回は行くことを躊躇った「カムイエクウチカウシ山」は、三百名山最難関の山とも言われている。(クマの領域にテントで2泊する。怖っ)

 ここだけはツアーに乗っかろうと決めているのだが、あるガイドツアー(かなり有名なところ)に「カムエクのツアーに参加しても大丈夫ですか?」と聞いたら、「実際どれくらい動けるのか見たいので、一度沢登り講習に参加しませんか」と返事が来て、ならばと参加したもの。講習後、「これくらい動けるなら、カムエクツアー参加大丈夫です」と言われた。実際のツアーには来年以降申し込もうと思う。

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沢登り講習は、ガイドさんと2人の生徒

 2ヶ月の遠征で自動車のトラブルは3回

 青森でオイルランプが点灯し、慌てて最寄りのイエローハットに入って入れてもらう。距離も相当乗っているとはいえ、最近オイルの減りが激しくなってきた。今後はオイルの小缶を車に入れておいて、時々チェックしながら足していくのが無難だろう。

 2回目は幌尻岳帰路の林道でのパンク。その際にブレーキパッドの減りが判明して交換。

 そして3回目はエアコンが効かなくなるという夏真っ盛りの中の地獄絵図。塩谷丸山を降りて札幌に向かう途中、冷房が全く機能しなくなった。ガソリンスタンドでガス注入を頼んだが「コンプレサーが回ってないのでガスが入らない」と言われた。これは予想以上の重症だ。最近のディーラーはトラブルがあってもすぐに対応はしてもらえず、最短の受入れ日まで札幌のホテルで待機。そして車自体も3日ほど預けることになり。1週間ほどの停滞を余儀なくされた。(もっとも、この時点で残すのは沢登り講習だけだったから、不幸中の幸いではある。)幸い、新品でなく廃車になった車の部品を組み込むことができ、期間も費用も抑えられたのは良かった。

 車、そろそろ買い替え時かもしれない。

 さて、山形に戻ろう。帰宅すると1週間後には学生さんが我が家にやってくる。屋久島で一緒だった学生さんが友達を連れて山形の山に来るのだ。1週間ほど元気な若者と一緒に行動するので、休養を十分にとっておこう。

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