今年の初夏は東北シリーズ。百名山は飯豊を除いてほぼ山頂に立てたが二百、三百名山はまだ未開のところが多い。夏には北海道に行く予定があり、その前にいろいろと回ろうと思う。

 24日、早朝に山形の家を出て関山街道を通って県境を越え、泉ヶ岳に向かう。今日は土曜日ということもあって車も多いが、駐車場も広く、ゆとりで駐車できた。
 8時30分出発。まずは沢沿いの道を進み、地図にあった「雨乞いの神」を目指す。舗装道を10分ほど歩くと登山口。所々岩が剥き出しの場所もあるが広くて歩き易い。大変な急登があるわけでもなく、1時間ほどピクニック気分で進む。コースタイムは4時間だが、今日は午後から天気が怪しくなる予報も出ており、長い休憩は取らずに進むつもりだ。

駐車場から10分少々で登山口へ
まあ歩き易い(増水時は川になるな)
割と普通の道
ここから山に向かってまっすぐ登り
水場ってここですね(水神のすぐそば)

 9時30分、雨乞いの神の分岐に到着。コンパスの地図には「雨乞いの神」とあるが、標識には単純に「水神」とあり、お祀りしている巨石にも「水神」の文字があった。ここには水場があるので給水する。水場といっても沢の水を汲むだけ。
 このまま真っ直ぐ進めば遥か先には船形山もあるのだが、こちらはコースタイム14時間となり現実的ではない。船形山には別の登山口から行くことにして、泉ヶ岳山頂に向かう道を行く。ここからが本格的な登りだ。標高差で350m。登山道は砕石が主となり、所々に大きな岩も現れる。鬱蒼とした森を進む路の途中には「さいの河原」という不気味な場所もあって、あまり気持ちが良いものではない。この登りではかなり頑張ったので不覚にも大汗をかいてしまった。(これは、いけないことです)山頂に近づくと一度森林を抜けて見晴らしが良い場所に出る。しかし今日はガスで何も見えない。

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けっこうキツイぞ

 10時5分、山頂到着。残念ながらこちらも眺望はない。予定よりずいぶん早く着いたので10分ほど休憩して栄養補給をする。

 10時15分山頂出発、帰りは「かもしかコース」を真っ直ぐ降りるつもりでスタートしたが、いつのまにか分岐を見逃したようで「滑降コース」に来てしまった。「かもしかコース」の方が景色が良さそうで残念である。でも登り返してやり直すことも考えずそのまま行くことにする。それにしてもかなり急な斜面だ。水神からの直登もそこそこ傾斜があって「正面から登れば良かったなあ」と感じたものだが、こちらの傾斜(ロープもある)を見るとコース選択は正解だったと言える。お別れ峠を通過し、リフトの様子も見たいので兎平に向かう道を選択。こちらはかなり平坦な道だ。

帰りもなかなかの急斜面
今日はガスガスで眺望は望めず

 11時10分、リフト乗り場に到着。疲れていれば(または雨なら)リフトで降りる選択もあるだろうが片道600円払うならおいしいもの食べた方がよいなと思い、ゲレンデの端の道をそのまま降りる。ガスが出てきたが、ここまで雨に降られることもなく、無事下山できた。

 11時40分、駐車場着。明日は天気が良ければ船形山に行く。

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