昨日は鶴岡市の摩耶山に登り、そのまま「道の駅あつみ」で車中泊。かなり気持ちよく眠れた。天気予報では8日もまずまずなので、思い切って飛島に行こうと思う。

550円の朝定食

 道の駅を5時過ぎに出発し、お金のかからない一般道で酒田に向かい、まっすぐタームナルの駐車場に入った。こちらのターミナルには海鮮食堂があり、朝食の焼き魚定食がお手頃価格で食べられる。7時の開店と同時に突入し、550円の定食にありつけた。フェリーはというと、平日ということで「往路 9:30発 10:45着」「復路 13:45発 15:00着」の1便しかない。飛島滞在は3時間という超ハードスケジュールとなる。ちなみに料金は往復で4280円。少々高い。

 フェリーはガラガラの乗客を乗せて定時に出港し、予定より少し早い10時40分に着いた。もたもたできないので早速海岸に向かって歩き出す。海岸といっても砂浜ではなく、溶岩が固まった荒々しい岩の間を遊歩道が切れている。ここが島1番の観光地である。そしてこの時期になると「トビシマカンゾウ」が花を咲かせるのだ。トビシマカンゾウと言えば佐渡の大群落が有名だが、名前の通りこちらが本家である。(とは言っても規模では佐渡の勝ち。だってあっちは島が大きいんだもん)いずれにしても、この両島でしか見られない貴重な種なのでチャンスがあればぜひ飛島にも来ていただきたい。(にわか山形観光大使)

 そのトビシマカンゾウだが、やや時期が早かったのかそれとも最初からこの規模なのかはわからないが、一面の花畑という感じではなかった。それでも場所によっては小規模ながら良い群落もある。黄色い花が海の青を背景に揺れる光景は素敵だ。

 しばらく岩場の遊歩道を歩いたら、その先はごつごつした石の浜になる。こちらを「荒崎」という出島のような突端まで歩き、こんどは山道を戻る。このまま海岸線を歩くことも可能だが、何せ時間が許してくれないのだ。今度は鬱蒼とした森の道を歩くのだが、今日は誰も通っていないようで蜘蛛の巣がひっかかる。道端の枝を拾い上げそれを前方でぐるぐる回しながら進む。(こんな表現をすると大変な道に思えるが、ごく普通の整備された道なので大丈夫)

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 山道といっても飛島の最高点が58mであり、当然ながら大きな登りはない。一応「山形百名山」のひとつになっているが、それも「山形で一番低い百名山」が売りの、ほんの小さな丘である。山頂も表示がなければわからず通り過ぎるだろう。

 山頂に到着したところで時計は12時ちょうど。あと15分もすればターミナルに着くだろう。ちょっと急ぎすぎたか、またはもう少し遠くまでいけたか、などと反省するが、ここまで来て再び島の奥に分け入る時間はない。大人しくフェリーを待つことにする。

 飛島は今日で2回目。前回は自転車を船に乗せ、東海岸から尾根伝いの道を走った。今回は西側の海岸(こっちは自転車で来るのは無理)を歩いたので、ほぼ飛島の全体を見たと言えるだろう。

 13時30分、予定通りフェリーは出港し、15時酒田港着。そのまま高速を使い、17時30分帰宅。

申し訳ないくらいガラガラ

リンク 

鳥海山・飛島ジオパーク

飛島ガイドマップ

https://www.city.sakata.lg.jp/sangyo/kotsu/teikisen/tobishimasyokai/map.files/2024map2.pdf

 

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