14日の三方岩岳から2日休んだ。15日は晴れていたが「そろそろ休んだ方が良い」という身体の声に従い石川・福井の観光に費やした。16日は微妙な天気のため勝山の道の駅で半日以上ダラダラした。時々スマホで翌日の天気をチェックしながら「17日も朝は微妙に悪いな。距離の長い白山はやめにしておこう」と判断し、経ヶ岳に決めた。決めたとはいえ、もし天気が良くなければ登らない気満々である。

こちらで一泊させていただきました

 16日の夕方に登山口に移動する。林道を登った先に登山口があり、こちらを使えば時間短縮になるが、入り口に「通行止め」の表示がある。表示はあるが特に柵があるわけでもないので「もしや通行止めというのは登山口の先ではなかろうか」と車を走らせてみる。舗装された道路だが、しばらく進むと路面が波打っていたり亀裂が入っている場所も出て来たので引き返した。まあよい、麓の登山口から登るだけよと「県立奥越高原青少年自然の家」に移動した。(翌日の登山途中で駐車している車を見つけたので、登ることはできたのだろう)

「福井県立奥越高原自然の家」の登山者駐車場

 自然の家まで行くと、狭いながら道路わきに「登山者用駐車場」なる看板があるので、車を停めて車中泊した。暗くなりかけた頃、自然の家のスタッフさん(宿直の警備の方?)が近づいてきたので挨拶。彼が言うには「暗くなっても車があるので、まだ下山していないのかと心配になって見に来た」とのことだった。前にも車だけ残っていて登山届もなく、通報してヘリや救助隊員が駆けつけたことがあったそうな。その時は無事戻ってきてかなり怒られたという。そんな迷惑はかけないようにしたいものだ。

 17日、いつものように4時に起床し、準備を済ませて5時に出発する。大笠山で水が切れて撤退した反省から、今日は水とポカリを合わせて3リットルに加え、ガッツギアを3個詰めた。それに加え、出発の前にこれでもかと多量に水を飲んだ。(この技は、幌尻岳で一緒だったおじさんが実践していた)

 スタートは数百mの舗装道で、しばらくすると左に登山道が出てくる。スタートからブナ林がきれいだ。道はまだ自然の家の活動フィールド内で、道も緩やかで危険はない。5時半前に尾根に出てると、オリエンテーリングの標識があった。(そういえば、もう50年も前だが、オリエンテーリング大会が各地で開催されてたっけなぁ)おそらくここから先は登山者だけの領域になるのだろう。

スタートの様子
オリエンテーリング、けっこう好きでした

 百合の咲く道を快調に進み、5時40分に林道に出た。道が良ければここがスタート地点の筈だったが、下からでもそれほどの差がないことにホッとする。ここから道はやや荒れてくる。いや、荒れているわけでなく整備はきちんとしている。これまでの緩やかな登りだけではなくなったという意味だ。

5時40分、林道通過
日曜日は大会があるらしい
アダムとイブ・・・木になってたんか

 6時10分、アダムとイブの木を通過。だいたい予想していた通りの2本の木の写真を撮って進む。そして6時30分過ぎに保月山に来た。涼しいので水を補給することなくここまで来たが、無理をする必要もないので10分ほど休憩しポカリを飲む。

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 保月山から道は少し勾配を増し、時々階段やロープなども出てくる。少し登ったところでちょっと岩場も現れるが、高所恐怖の自分が大丈夫なので、普通の人は意識もしない場所であろう。

ちょっとだけ岩場

 7時20分、杓子岳に到着。ここで森林がなくなり遠くに経ヶ岳が見えてくる。山頂までは途中の中岳をはさんで2回の登り返しがあるが、視界が広がると気持ちよく歩けるものだ。中岳からの登り返しはかなり大変で、鞍部から山頂までしっかり30分かかったが、8時半に山頂に到着した。山頂まで来ると、これまで見えなかった白山がきれいに見える。天気も良く、今日が白山でも良かったのかなと少し後悔もするが、ここはここで楽しいので良しとする。

杓子岳から経ヶ岳を臨む
ここの笹も花咲いてる
最後の登り
8時半、到着

 多量に持ってきた水も、まだ1リットルも消費していない。多く持ってくる日に限ってこうだよなあと笑うしかないが、一方で「大笠山の時、実は風邪でも引いてたんじゃないのか?」という疑念も湧いてきた。(もう一度トライして確認したい)

 山頂で30分過ごし、下山開始。今日は月曜日でもあり、帰りにすれ違った登山者は2人だった。一人はトレラン風の軽装で、もしかしたら日曜日に行われるトレラン大会「ディープエチゼン」の選手かもしれない。

さあ、下るよー

 11時45分、無事下山。近隣の立ち寄り湯を検索したら「あっ宝んど」という絶妙な語呂合わせの施設があったのでそこに向かった。料金は600円。

好きだなーこういうの
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