5月15日(水)
朝、少し雨が残っていたので、今日は中止しよう。
そう思って朝早く「オリンピックのチケット予約」に挑戦。
さすがに朝5時すぎにライバルは少なく、ノーストレスで7種目を予約完了。
今日はこれで満足・・・と思っていたら、雨も上がり青空が見えてきた。
よし、家から近いところをいくつか周ってみよう!
目次
第四番 圓應寺(真言宗)
午後12時半、自転車に空気を詰めて、オイルを注して出発。
今日は第四番から第八番まで周ってみようと思います。
まずは山形市の中心部から一番近い「圓應寺」。
特に迷うこともなう、30分足らずで到着。
記念すべき最初のお寺です。
参拝は、本堂を最初に、それから観音堂というのがルールらしいので、その通りに参拝、ついでに写真撮影。
街の真ん中なのに、静かな雰囲気で心が洗われます。
先を急ぐわけでもないので、境内の看板もきちんと読みます。ふむふむ・・
ここで初めて目にした(ような気がする)のが、「納め札打ち付け板」。
(正式名称、あるのでしょうか。)
巡礼者が一枚ずつ貼り付けていくのですが、回数を重ねた人が使える赤や青の札もあって、なかなか壮観です。
今までも、何となく立ち寄ったお寺に「三十三札所」と書いてあるのを見たこともありました。そのときは「ふーん、そうなのね。」くらいでスルーしていたのでしょう。おそらく視界には入っていたのでしょうが、「見たことある。」という感触がまったくないことが驚きです。
さて、ここで普通は「御朱印」を頂きに受付に行くのですが、
今回は御朱印集めをしないので、次の向かって出発。
第五番 唐松(曹洞宗)
唐松観音は、馬見ヶ崎川の上流にあり、ゆるい坂道を少しずつ登ることになります。前ギヤを落とす必要はなく、普通に登れる傾斜。
それでも、筋力の衰えた体には少しずつ負荷がかかってきます。
それでもおよそ7キロの道のりを40分かけて到着。
唐松観音は、山形市では特に有名なところ。
何と言っても山肌に吸い付くように立っている様は、絵になります。
実は昔々(たぶん中学生くらい)、ここに来たことがありました。
でも、その時の記憶はほとんどありません。
建て替えだったか修繕だったかの寄付者一覧表だけが記憶に残っています。
(いったい何を見てるんだろう自分。)
自転車を押して橋を渡り、そこからは徒歩で観音堂に登ります。
行程は5分程度。大したことありません。
ぱっぱと参拝し、下のお店でアイスクリームを食べながら、店のおばちゃんと雑談します。
御朱印は、こちらのお店でおばちゃんに書いてもらうのですが、見たところふつうのおばちゃん。でも、筆を持たせるとすごいんだろうな・・・。
ちょっとうらやましい。
話では、いつも店を開けているわけでなく、近くの家に戻ったり畑にいたりするそうです。「もし、いなかったら自宅に来てください。」という張り紙に、自宅の地図が添えてありました。
おばちゃんに、最近の御朱印ブームの問題について聞いてみるも、ここはほとんどそんな問題はないという。
そうだよね。そんなに来ないよね。
(でも、この日の午前中は団体さんが来たとか。)
よし、アイスで元気が出た。次行くぞ。
第六番 平清水(曹洞宗)
平清水まではだらだらの下り。
でも、あまりスピードは出さず、20分で目的地に到着。
平清水は、焼き物で有名なところです。
今日も、仙台の中学校が焼き物体験に来ていました。
さて、平清水の正式名称は「耕龍寺」といいます。
こちらの観音堂は、本堂から200mほど墓の中を歩いて行きます。
なかなか大規模な墓地です。
こちらの観音堂で、何と「金の納め札」を発見!!!!
我が家の母親(すでにお婆さん)の話では、
「金の納め札は、見つけたら持ち帰ってもいいのだ。持って帰るとご利益がある。でも、金の札が収められると、次の人がすぐ持ち去るから、なかなかお目にかかれない。」ということらしい。
これが正しいルールかどうかは調べていませんが、確かにここまで金の札にはお目にかかっていません。
そんな「金の札」が目の前で燦然と輝いています。
持って帰ろうかな・・・
いや、やめておこう。
こちらは信心深くない、普通のサイクリスト。
この札は、持ち帰るにふさわしい人に譲ろう。(いい人!)
でも、おそるおそる裏側を見てみると、
住所と名前が書いてあります。
そして、これまでの巡礼の歴史が・・・・
最上三十三観音巡礼 210回
庄内三十三観音巡礼 4回
置賜三十三観音巡礼 4回
四国八十八観音巡礼 1回
四国別格二十霊場巡礼 1回
奥州三十三観音巡礼 1回
西国三十三観音巡礼 1回
坂東三十三観音巡礼 1回
秩父三十三観音巡礼 1回
素晴らしいものを見せていただきました。
もう今日はこれで十分という感覚です。
第七番 岩波(天台宗)
勘違いして、平清水の上流にそのまま登ってしまった。
ヒーヒー言いながら坂道を登り切ったところで行き止まり。
せっかく登ったのにまた下って、再び登り。
いい運動になった。(精一杯の強がり)
これ以上軽くならないところまでギヤを使い果たしながらも、とりあえず自転車を押すこともなく到着。すでに太ももはボロボロです。
こちらのお寺は、平清水に比べるとこじんまりとしていて、山の緑につつまれてとってもいい雰囲気。本日一番の場所です。
ここで、やっと巡礼者に出会いました。
しっかり白装束を着たおじさん。
車を見ると、宮城県から来たようですね。お疲れ様です。
普通に参拝して、少し境内を歩き、緑を楽しみ、そそくさと次に向かいます。
第八番 六椹(天台宗)
岩波からはジェットコースターのような下り。
道路は狭いし、そもそもスピード恐怖症なので、ここもゆっくり走ります。
行程の半分はペダルを回さず、あっという間に本日の最終地点です。
六椹観音は、とっても小さな観音様。
でも、大きさとご利益は比例するわけじゃないですから、しっかり参拝します。
ちなみにこちらは「苦を楽に変えてくれる」そうです。
境内には、ボタンの花が美しく咲いておりました。
さあ、これで今日の巡礼はおしまい。
我が家に戻ります。
本日の走行距離は、約20キロ。