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 めでたく無線技士免許を取得しましたが、まだまだやることがあります。それは、「通信機器の購入」と「無線局開設申請」です。実際に無線局開設までの動きをまとめてみました。

通信機器の購入

 山形県在住の人間がいったいどこで通信機器を買えばいいのか。調べてみると県内に3軒の専門店があるようです。この中で一番近いのが「東名電子」という天童市にあるお店。早速訪ねてみました。

 店のご主人に、「超初心者です。4級取得したばかりです。山での緊急用にハンディタイプのものが欲しいです。」と話し、いろいろな機種について説明をいただきました。ご主人は「難しい事をいっても何のこっちゃっていう感じでしょうから、とりあえず簡単にできるものがいいですね。」と、こちらの意向を十二分に組んで機種を紹介してくれます。最終的には「軽量である」「操作がシンプル」「防水機能がある」という理由で「ALINCO DJ-S57L」という機種に決定し、即購入しました。

 やや衝動買いに近いですが、そもそも無線機器に関する知識がゼロなので、いくら自分で調べてもショップのアドバイス以上のものは得られないでしょう。どうせ買うのだから、ここは時間をかけず次に進みます。
 お値段は、定価31800円のところ、ほぼ半額になっていました。東名電子さんが頑張ってくれてるのか、これくらいの値引きが業界基準なのか、機種が型落ちなのかは知る由もありません。

ジャジャーン!!
ふーん・・・説明書熟読だな。

無線局開局申請 1 (1月31日)

 さっそくネットで申請をしてみます。私は最近マックブックを中心に使っているのですが、申請のサイトはウインドウズ専用みたいで「マックでやると、最後までいかない可能性があります。」と脅されたので、使用頻度の低いディスクトップで行います。

届出システムHP。ここからスタートする。

 申請・届出のHPはすぐに見つかりました。ここからスタートなのですが、まずは「ユーザー登録」というものをしなければなりません。

 画面の指示に従って「氏名」「生年月日」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「無線従事者免許番号」等々を入力していきます。それを送信すると、今日の作業はおしまい。1週間くらいすると、IDと仮パスワードが記入されたハガキが届くのだそうです。ハガキが届いたら次の作業に入ります。

特に難しいことはありません。
どうやら送信が完了したようだ。

ここで、約1週間お休みです。葉書が来るのを待つだけです。

無線局開局申請 2 (2月5日)

 ようやく葉書が届き、ユーザー本登録をします。そしていよいよ開局の申請です。

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まず、自分の情報を入力。
空中線電力は、無線機の説明書に書いてあります。
途中、入力が難しい部分もありましたが、無線機の説明書とにらめっこして、なんとか完了。

 開局の申請をして、さらに待つこと2週間。ようやく承認のメールが来ました。

無線局開局申請 3 (2月21日)

 メールを見て、電波利用システムのホームページにログインすると、開局申請手数料の納付情報がありました。今回は初めて「Pay-easy」(ペイジー)という方式で料金を支払います。スマホの操作が不得手なので、しっかり納付情報をプリントアウト。(ここだけ、アナログ感があるな。)
 そして、郵便局にGO!

郵便局の

 郵便局に行って、さっそく画面操作を・・・おお!pay-easyのボタンがある!これを選び、必要な情報を入れると、ちゃんと「2900円」の表示が出て、無事支払い完了です。

無線局開局申請 4 (2月29日)

 支払いをして1週間が過ぎ、ようやく、ようやく、ようやく無線局免許状が届きました。申請を始めてしっかり1ヶ月かかりましたよ。実際やってみると、申請それ自体は大したことないのですが、途中に待ち時間があって、日数だけがどんどん過ぎていく感じです。
 実際に使用するのは4月からで、当初はかなりゆとりある日程のつもりでしたが、意外にギリギリだったようです。
 これで、無線通信ができる状態になりました。めでたしめでたし。

 もっとも、これはあくまでも山でトラブルに遭った場合の緊急用なので、使わないに越したことはありません。

ほうほう、5年間有効なんだな。

無線局開局申請 5 (3月6日)

 あれれ、全て終わったつもりでいたら、もうひとつ文書が送られてきたぞ。中を確認すると、電波利用料を払えという。
 そうなんだ。前回支払った2900円は「無線局開局手数料」で、今回請求が来た1500円というのが「電波利用料」なのね。おそらく、2つの費用は支払い先が違ったりするのでしょうね。
 開設したら電波は間違いなく利用するわけだから、一緒に請求すれば余計な手間がかからないと思うのですが・・・。このあたりが、お役所仕事というやつですね。それがどれだけ無駄であるとか、こうすればもっと効率も費用もかからないとか、考えないんでしょう。まあ、「手順通りにやる。」「書類が揃えば動く。」という機械で代用できそうな硬さは、役所の特徴ですから。それに、下手に効率を上げて費用を抑えようものなら、予算の使い道に困ったり、自分たちの存在そのものまで脅かされるかもしれません。これも、成果に関わらず給与が約束される公務員の性というものでしょう。
 おっと、最後は愚痴ってしまった。とにかく払えというものはきちんと払います。これで、本当に開局に向けた活動は終わり・・・でしょうね?

また金払えってか!!
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