一番 若松観音

最近、「御朱印ブーム」ですね。
そのブームに乗っかるわけではありませんが、最上三十三観音巡礼の旅に出ます。自転車を使います。

特に自己紹介していませんが、私の居住地区は山形市。
我が家を起点とするには、なかなか良い企画です。

ルールは次の通り
①我が家からも含め、全て自転車を使う。
②御朱印はもらわない。
③順番は気にしない。
④日程の期限も設けない。

要は、「家から全部自転車で行くぞ!」ということだけ。
御朱印集めは、敢えて行いません。
理由は、このところの御朱印ブームで、各地で問題も起きているという話もあり、本当に御朱印を頂きたい信心深い方を優先するということ。
(お金をかけたくないという理由・・・ではありませんっ!!)

最上三十三観音とは

法華経第七巻の観世音菩薩普門品には、一心に観世音菩薩の御名をとなえれば、観音さまはただちにその声を感じて私たちを苦悩から救って下さるとあります。そして悩める私たちの求めに応じて、三十三の姿に身をかえて救うと述べておられます。この三十三という数に合わせて始められたのが、三十三観音巡礼であります。

最上三十三観音 HPより

このホームページによれば、最上三十三観音の巡礼が始まったのは、今から577年前だとか。
これは、南北朝時代まで遡るのですね。
そんな昔に、すでに多くの観音様が祀られていたとは驚きです。

巡礼の持ち物(一般的なもの)

半袈裟・・略式の法衣としてして着用するもの
数珠・・・参拝の際に使う
教本・・・般若心経、十句観音経、御詠歌などが記載してある
おいずり・判衣(はんえ)、朱印用白衣ともいいます。御朱印を押してもらいます。
納め札・・願い事を書いて貼ってくるもの。巡礼の回数によって色が変わる。
御朱印帳・最上三十三観音専用の御朱印帳があり、ほとんどの札所で売ってるようです。(なんと、我が家に3冊ありました。昔周った時に書いてもらったものだって。)
菅笠・・・頭にかぶる笠です。
他にもいろいろあるようで、気になる人は専門店のHPを覗いてみてください。

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巡礼用品の「一歩堂」HPより
納め札の色(最上三十三観音HPより)

けっこう大変ですね。
でも、全てを揃える必要はなく、自分で判断して良いそうです。

私は・・・・何も持ちません。
ただ、お参りしてくるだけです。

「同行二人」とは

巡礼者の笠やカバンなどに「同行二人」と書いてあります。
「ドウギョウニニン」と読むそうです。
これは、一人で巡礼していても、そばにはいつも「弘法大師さま」がいてくれるということだそうです。なんでも巡礼者が持つ杖に弘法大師さまの魂が宿っているのだとか。(えっ?杖持たないとだめなの?・・・)

とおおおおおい昔の話ですが、旅先で知り合ったロシアの女性から「宗教は何だ?」と聞かれたことがありまして、「仏教だけど、あまり信じてない。日本人の感覚は無宗教に近い。」と答えたことがありました。
ロシアの彼女は「私はキリスト教。いつもキリストが私を強くして下さる。」なんて言ってたっけ。
彼女にとって、キリストさんはいつもそばにいる存在だったのね。
巡礼者が「弘法大師と一緒」と言うのと、似てるのかな?
(真実の程は、わかりません。)

では、これからぼちぼちと巡礼してきます。(次回は実践編)

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