10月14日 一時離脱9日目

このホテルの朝食はかなりいけます。
今朝もたらふくいただきました。
だって、何でも高いロンドンですもん。食えるだけ食っておこうという作戦です。

今日はロンドンが雨模様なので、遠出してみようと思います。
遠出した先が晴れとは限りませんが、天気予報ではくもりとなっているので、可能性はありますね。
いったいどこに行くんだい?
はい、カンタベリーです。
カンタベリーは世界遺産の大聖堂があるところ。
かなり規模の大きな聖堂だというので、一度行きたかったところでもあります。

8時、ホテルのフロントで「カンタベリーに行きたいんだけど、どの駅かわかる。」と聞いたところ、「カンタベリー」という都市の発音が悪いらしく、なかなか心が通じ合いません。最後は地球の歩き方のページを指差して、ここ!
「オウ、キャンタアーヴリイイ!」と一人で納得するフロントのお姉さん。

発音下手で悪かったね・・・(怒ってないです)

お姉さんはすぐにPCで検索してくれて、
「次の列車は9時09分、キングスクロス駅から出るわよ。13番線。」
「すぐそこじゃん、ラッキー!」
「通りに出たら右の駅ね。左はユーロスター専用だから間違わないように。駅に行ったらまた係の人に聞いてね。」
「ありがとう!」

キングクロス駅は歩いて5分。
まだ1時間あるのでゆとりですが、まずは列車を確認しよう。
大きな掲示板に「Canterbury」の文字が・・・ない。
それじゃ、13番線に行けばその前に表示あるかもね。
0番から8番がこっち。9番から11番は向こうか・・。
あれ、13番が・・・ない。

パニック起こすなよ自分。必ず何かあるはずだ。
この時突然神が舞い降りた。
もしかして、パンクラス駅の方に12番以降があるんじゃね?
歩いて2分のパンクラス駅に行ったら、なんと13番発見!
しかも9:09発の列車が書いてある!

セントパンクラス駅。ユーロスターの発着駅です。

パンクラス駅は基本ユーロスター専用のようですが、どうやら国内線でも新幹線クラスの早い列車はこっちみたいです。
パンクラス駅は11番から13番があり・・・あれ?キングクロス駅にも11番あったような・・。まあいいや、気にしない気にしない。

自動販売機で切符を買います。
「ハイスピードを使うか?」と聞いてきたのでそちらを選択。
使わないバージョンより10ポンド近く高いけど、どう見ても速そうな列車なのでたぶん間違いないでしょう。(窓口で問答したところで、きっとメロメロですから。)

9時くらいに改札を通り、列車に乗り込み、検札に来た駅員さんもOKと言うし、切符も正しかったようです。
さすがに(たぶん)新幹線。
1時間でカンタベリーに着いてしまった。よしよし。

カンタベリー到着。これに乗ってきました。
いい感じの街並みです。

カンタベリーの駅は町の外側にあり、駅から少し歩いて城門をくぐり、旧市街にたどり着きます。町の中心にあるインフォメーションで日本語の地図をゲット。
カンタベリー大聖堂はミサをやっているようで、一般の見学は12時半からになっていました。(今日は日曜日)

そこで、世界遺産のひとつである「聖オーガスティン修道院」を先に見学。こちらは昔の教会の一部が遺構となって残されている場所です。建物はほとんど残されていませんが、廃墟の跡を歩くと、いかに大規模な施設だったかわかります。

入場料は6.9ポンド。希望者には無料でオーディオガイドを貸してくれます。(日本語あり)

オーガスティン修道院跡。
オーディオガイドは必須です。これがないと、何もわかりません。
イギリスのキリスト教が、ここから始まったのね。
受付の建物には若干の展示があります。

もうひとつの世界遺産である「聖マーティンズ教会」は、日曜日はクローズでした。残念ですが写真だけ撮っておしまい。(お墓いっぱいで・・変なもの写ってませんように。)

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セントマルチン教会は、街から少し歩きます。
説明板だけ読んで帰ろう。(理解は40パーセント)
教会自体は、小さいな。

カンタベリーの世界遺産は、「カンタベリー大聖堂」「聖オーガスティン修道院」「聖マーティンズ教会」の3点セットで登録されています。ヨーロッパ大陸からすると未開の野蛮人と思われていたイギリスに、キリスト教文化を広めた起点となった場所がカンタベリーだそうです。なるほど、そう説明してもらえれば3つセットで世界遺産というのもよくわかります。(それぞれの意義は、ウィキペディアあたりで検索してください。)

昼になったので中心部の大聖堂に戻り、12.5ポンドという高額な料金を支払い、さらに4ポンドでオーディオガイドを借りて、説明を聞きながらゆっくり見学。さすがに英国キリスト教の総本山だけあって、見事な大聖堂です。

一部工事中だな。
大聖堂内部。見どころたくさん。

天気も良く、わざわざ遠出してよかったと、しみじみ・・。

帰りの列車は、普通車だな。

さあ、ロンドンに戻ろう。
13:43発の列車に乗り、乗ってから気づいたのだがこれは各駅停車。少しそのまま乗ってたら、車内放送で「パンクラス駅(そうそう、最初に乗り込んだ駅の名前)なんちゃらの、降りてチェンジなんちゃら。」と言い出して、他の客もそわそわ動き出したので一緒に降りてみる。この判断はどんぴしゃ正解で、10分後にしっかり新幹線がやってきました。おそらく、カンタベリー駅で慌てて乗らなくても、次を待てば新幹線だったのでしょう。

結果オーライです。

15時前にロンドン(パンクラス駅)に到着したので、昨日は入れなかった「ロンドン塔」にもう一度行って、今度はしっかり中に入りました。
それにしても驚きました。
入場料、29.5ポンドです。ほぼ4500円です。
モンサンミッシェルが9ユーロ(1300円くらい)ですよ。

おい!お前はディズニーランドかっ!!

ロンドン塔は、昨日に続いて2回目。今日は中に入ります。
ロンドン塔内部

建物はとても立派で、入って中を見る価値はあります。でも高い・・・。
(世界遺産になる前は、いったいいくらだったんだろう。)

4時半です。
頑張ればもうひとつどこか見学できそうですが、雨の中歩くのもいやだし、今日はこれまで。(買い物や食事にこだわる人はこれからが本番の時間ですね。)

あっという間にロンドンも明日が最終日。

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