7月26日朝、もしかして楽古岳に行けちゃうかなぁと、上杵臼の駐車場で車中泊していたが、山域は雲が怪しくかかり天気予報も思わしくないので断念した。何度か挑戦しようとしてダメになるパターンは「お前が行ってはならない」と言われているようでもあり、こういう時は無理しないに限る。ここはスキップして次の目的地であるウペペサンケに向かおう。

 Twitterで誰かが白雲山を載せてたなあと思い出し、とりあえず然別湖を目指す。途中で土砂降りの雨もあって「楽古岳行かんで正解だったな」とほっとしながら「大樹」「中札内」を通過し、ミーハーなので愛国駅だけちょっと立ち寄ったりする。(この時点でもはや山には登らんだろうと決めていた)
  車を走らせること2時間半、8時半に登山口に到着。まだ霧が立ちこめていたが「霧なら昼前にはスッキリ晴れるんじゃない?」と淡い期待を胸に登ることにした。少々スタート時刻は遅いが山頂までは1時間半程度だし、逆に遅いが故に「霧の中をなんも見えないまま昼前に終了したあたりからきれいに晴れてくる」という自分あるあるを回避できるかもしれない。(と、その時は思ったが、そううまく行くわけないことを知るのは2時間後)

登山口

 8時45分登山口スタート。霧の森林ルートを進む。まあそんなに悪い道ではないので苦労なく歩ける。途中は特に見るべきものもなく、とにかくどんどん登り、あっという間に尾根に出る。ここからは緩やかなピークを越えるのだが、このあたりから霧の密度が上がり、藪が少し鬱陶しくなってきた。今日登るのはやはり無謀だったかと反省しつつ、でも山頂はすぐそこなのでとりあえず行ってみる。

まあ、予想通りとも言える・・・

 10時ちょうどに山頂到着。晴れていれば然別湖が一望できるのだが、案の定コレですよ(泣)。まあいつものパターンといえばそうだけど、とことん雨男の自分がうらめしい。
 霧雨は止む気配もなく寒いので、10分ほど休んで下山開始。天気が回復したら天望山から東雲湖を周ろうかとも思ったが、行っても悲しくなる未来しか見えないので最短の周回コースを選択する。低い笹薮の道を抜け、最後は然別湖畔の道を歩き、11時半には登山口に戻ってきた。雨で何も見えないハイキングだった。いくつか綺麗な花の写真を撮ったくらいが今日の収穫か。

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 時間も早いし、冷えた体を温めに「かんの温泉」に向かう。こちらの温泉は北海道で地層探索をやっていた知り合いが強く推していた場所。けっこう有名なところらしい。実際に行ってみると、山の中の秘湯感にあふれ、とても良い。ここで一泊するのも素敵だろうなと感じさせる佇まいだ。(貸切だったので写真を撮らせてもらった。でも公開すると何か問題あるかもしれないので自分だけの思い出にする)

おや、鹿さんも風呂入りに来てる

 風呂のあとは「とかち鹿追ジオパーク ビジターセンター」の見学。こちらは2度目の訪問になるが、けっこう楽しい。地学の興味のある方にはお薦め。
 再び車を走らせ、糠平湖の「東大雪ビジターセンター」でウペペサンケの情報を収集し、その日はビジターセンター駐車場でお休みなさ~い。(外にトイレあるので助かります。)

 本日の歩行距離 5.2Km    自動車の走行距離  250Km

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