恐竜や化石のメッカはそれこそ全国にありますが、どこかひとつ挙げて下さいと言われれば、やはり福井県に軍配があがります。これは県をあげてのPR活動と博物館の整備充実が功を奏したのは間違いありません。
 もちろん日本各地の発掘地それぞれに価値があり、いわき市など頑張っているところもあります。化石をメインに日本を巡ってみるのも楽しいかもしれませんね。

 恐竜博物館は勝山市にあります。車で行くのが便利ですが、博物館とその周辺の駐車場(1500台)が満杯になり、臨時駐車場からシャトルバスが出ることもあります。昔、8月に言った時は市街にある臨時駐車場に入れられました。おそらく土日は大混雑が予想されます。大変ですが、それくらい人気のある博物館だということです。
 でもね、入ってしまえばディズニーランドみたいにアトラクションに並ぶこともありませんから、子どもさんには優しい場所ですよ。

とにかく広くて展示が充実

 広いです。油断すると迷子になります。入場すると長いエスカレーターを降りて地下1階から見学します。広い展示室内には等身大の恐竜模型が所狭しと並んでいます。もちろん本物の化石や岩石の展示も充実していますが、動く模型や分かりやすいディスプレーは子供達にも大人気です。休日ともなると、「ここは遊園地か?」と思えるような家族連れパラダイス。私が言った日は平日でしたが、それでも小さな子連れママさんたちが多く来館していました。

展示は「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3つのコーナーに分かれています。「恐竜の世界」はみんなが楽しめます。やや地味ですが「福井の恐竜」もしっかり見て下さい。「地球の科学」は中学生以上でないと難しいかもしれません。地層や岩石が中心です。(個人的にはここがおもしろいのだが・・)「生命の歴史」のコーナーは、おおむね他の博物館と同じ構成ですが、広い展示スペースで楽しめます。それぞれのコーナーがかなりボリュームありますので、全てを律儀に見てると息切れするかもしれません。目を引く展示だけを見ていってもかなり時間がかかります。

エスカーレーターに乗ると、ワクワク感が高まります。
広くて楽しい展示スペース。
動きます。子供だましなんて言わないで。

 ところで、恐竜模型の色って、どうやってわかるのでしょうか。例えば馬の骨を見て「これは白馬?黒?栗毛?それともシマウマ?」ってわからないと思うのです。人間だって骨を見て肌の色がわかるのでしょうか。
 おそらくかなりの部分が想像なのでしょうね。これはセンスの求められるところかも。(事実の確認はしておりません。あくまでも私の見解です。)

スポンサードリンク
さわれる体験コーナー「ダイノラボ」
作業風景も見学できます。「ここで働きたい!」
始祖鳥の化石(こっちはレプリカですね。)
岩石マニアにも対応

レストランも楽しいよ

 レストランもなかなか頑張ってます。トリケラカレーとか、いいですね。高級感はありませんが、小さな子どもがワイワイ楽しく食べる場所ですから、これでいいのです。ティラノパフェなんかも人気ありそう。(と盛り上げながら、自分はソースカツ丼セットをチョイス。)

野外博物館も楽しそう

 今回は先を急いでいたこともあって行きませんでしたが、体験発掘もできる野外博物館もあります。こちらは別料金です。詳しくは博物館HPを見て確認してください。化石掘りは、やってみるとホントに楽しいです。ハマると時間がいくらあっても足りないくらい。

というわけで、しっかり1日楽しめます。近くに観光施設があまりないので、行く機会も少ないとは思いますが、ここを目的に旅行を組む価値のある場所です。(なんか、ミシュランぽいな。)

あっ、すみません! 近くに永平寺があります。曹洞宗の総本山です。

リンク 福井県立恐竜博物館

スポンサードリンク