楯山地区の正面に見える大岡山は、この地区の皆様に愛される山です。地図によれば登山口はいくつかあるようですが、Pマークのついていた「風間不動口」から登ります。地図を頼りに現地に向かうと、道路の突き当たりは「弘栄設備工業」という会社の門になります。「あれ?道間違ったかな?」と周辺をうろうろしながら、手前の墓地の前の駐車スペースに車を停めてみます。
ありました。ここが登山口でした。小さな看板があります。
ちょうど登山の姿で歩いてきたおじさんに確認すると、ここで間違いないとのこと。少し歩くと水場もあるようです。11時35分スタート。
農道を通り山の裾に来ると、しっかり看板がありました。しかし、山頂に行くもう一本の道を発見。どうやら風穴という場所を通って山頂に行くようですが、初めて登る山なので、太い道をチョイス。車も通れる林道を少し歩くと、不動尊が出てきました。水場もしっかりあります。ここでボトルに水を満タンにして出発。ここからが登山道の本番になります。
不動尊から登山道は人が一人通れるくらいの細い道になります。道は細いのですが、きれいに整備してあり、案内板もしっかりしていて不安はありません。途中の分岐点にも「山頂はこっち、あっちは○○に行く道」ときちんと説明があります。また、熊除けの鳴らし木(竹)も設置してあり、うれしくなってポクポク鳴らしました。
道は10m程度で折れるくらいの小さな九十九折りが続きます。慣れない人にとってはタフな道です。今日は天気が良いので問題はありませんが、雨天時はちょっとやめとこうかなと思う道です。
おっと、私はどんな山でも雨ならすぐ辞めるので、ここが特別厳しいという意味ではありません。「雨の中、曲がって曲がってまた曲がって、それが永遠に続くような登山はやだな。」くらいの気分かな。
単調な道ですが、所々にある看板の洒落にクスッと笑いながら登れます。それにしても、これ作った人、誰なんだろう。
かなり汗をかいて、無事山頂に到着。時計は12時10分。所要時間35分でした。山頂の景色は素晴らしいのひとこと。木がないので山形市街の眺望も良く、風もよく通り、心地よい場所です。本当に長く居たいと思える山頂です。
シャツの汗が引くまで十分に休み、下山は「風穴」という見どころを通る迂回ルートを選択し、無事下山しました。迂回ルートを選んだので、帰りも所要時間35分でした。