昨日は怒涛の三山駆け巡りを終え、車で40分ほど移動して佐久にある道の駅で一泊。ここは浅間隠山を下りた後に立ち寄り一泊した思い出の地。(思い出というほどでもないか)近所の公衆浴場も知ってるし勝手知ったるホームグランド感がある。ここからは浅間山と御座山が日帰り圏内ではあるが、どうやら浅間山の条件が良くないようだ。できれば浅間山を先に登ってしまえれば良いのだが、それは明日の朝に決めることにする。

 そして朝、予想通り浅間山の条件はよくないが御座山はなんとか行けそう。よし、今日は御座山だ。すぐに登山届を変更してWEB登録。(ダウンロード数の制限もなく無料なのでコンパスを利用しています。)
 6時少し前に道の駅を出発し、1時間弱で栗生コースの駐車場に到着。駐車場までの道は一部未舗装だが、特に四駆でなくても大丈夫。駐車場には既に何台か停まっていて、たまたま隣の車は中で人が寝ていた。うるさくしてごめんなさい。

駐車場はあまり広くない
熊、出るなよ
案内図が秀逸

 7時、登山口出発。立て看板の案内図がとてもきれいで分かり易いので、写真に撮っていく。(これが意外に重宝した。)案内図によればコースタイムは3時間半。「登山コンパス」のサイトでは4時間半を超えているので、どうやら看板製作者はかなりのベテランのようだ。でも自分はコンパスのタイムを信じて進む。

 不動の滝までは沢沿いの道。とは言っても沢を歩くのではなく少し高い所に道が切られている。少々の増水でも歩けるようにという智慧なのだろうと勝手に想像する。
 不動の滝に着いたところで時計を見ると既に8時半になっている。まだ半分も来ていないのに1時間半。おいおい、看板の通りだとあと30分で山頂?冗談じゃない。どうやら看板製作者はベテランを通り越してアスリートのようだ。それとも自分が遅すぎるのか?

不動の滝
アカヤシオ、かな?
巨石でてきた
「ん」の木

 不動の滝の手前で道は大きく右に曲がり、ここから険しくなってくる。途中、「ん」の木を見つけて喜んだりしながら順調に進んでいると、突然「山頂まであと500m」の看板が出てきた。おお、もうすぐじゃないか。
 しかし、ここからクサリ付の岩場をよじ登り、せっかく登ったのに再び下ってまた登り返し、かなりハードでなかなか山頂に着かない。結局着いたのは9時50分。最後の500mに40分かかったことになる。

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急だな
ここから一度下ります
もうすぐ

 山頂は岩場で高度感があり、個人的には苦手なパターン。でも、シャクナゲやイワカガミ’がきれいに咲いていて気持ちがいい。遠くを見れば浅間山も雲がなくきれいに見える。あっちでも大丈夫だったかと少し残念に思うが、天気の良い時にこちらに来て正解だったような気もする。(雨で山頂の岩場なんて考えたくもない。)

うおー あそこ立てない
でも、頑張って来た
ちょっとあんたあ! 何してんのよ!

 珍しく山頂に40分滞在し、10時半に下山開始。まだ天気は良いので特に焦ることもなく、途中のシャクナゲをカメラに収めたりしながら下る。
 途中でかなり大人数のパーティーとすれ違った。10人くらいの年配のグループ。いろいろな山でシニア層のグループをよく見かけるようになった。確かに体力は衰え、リスクも若い人よりあるだろう。でも、何歳になっても外で体を動かそうとする姿勢は見習いたいものだ。(そういう自分も結構なお年寄り。)

イワカガミ
シャクナゲ

 12時10分、全行程終了。しかし、登山口は電波が悪く下山届が出せない。まだ時間に余裕もあるし、すぐに捜索隊が出ることもないのだが、忘れないようにしなくちゃ。(ちなみに、下山予定の7時間後に家族に連絡が行くように設定してある。)
 天気予報では明日、浅間山が大丈夫のようなので、今日はこれから浅間山登山口に向かい、そこで夜を明かすことにする。

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