11月8日(木)
パナマのクリストバル港に昼過ぎに入港。
クリストバル港のあるコロンという町は、中南米で一番危険な場所なんだって・・・。
ピースボートの案内では「港の中にあるショッピングモールは大丈夫だけど、外へは必ず複数で行くこと。夜は外出禁止。」となっています。
もちろん無理はしません。ツアーを取っています。
13時に「全員の下船許可が下りました。自由行動の方は外出可能です。」と放送があり、ツアー集合までの1時間、ショッピングモールに行ってみます。
ショッピングモールはとりたててすごいものではないけれど、お土産やさんと大型スーパーがあるので、買い物には困らない環境です。(ピースボートとしては、できるだけここで過ごして欲しいみたい。)
さっそくスーパーに入ってみます。「super99」という、いかにも格安的な名前です。実際、とても安く、水(2リットル):0.7ドル、ビール:0.65ドルと0.59ドルでした。
国によってはよくあることだけど、水よりビールが安い!
しかし、帰り際に買ったアイスクリームが3.5ドル!ビールが5本買えちゃう・・・。
アイス買ってちょっと後悔。
ターミオナルに戻ると、自由行動のみなさんがタクシーの交渉をしています。
危険な場所なので、気をつけていってらっしゃい。
とりあえずビールを2本空けて、調子が良くなってツアーのスタートです。
今日のコースは「パナマシティ観光」。クリストバルからパナマシティまで片道1時間半をバスで移動。到着後、カテドラルや旧市街の主な建築物、そしてフランス人広場を見学。パナマ運河は、当初フランス人が作り始めたけど、あまりの難工事で断念して、その後アメリカが作ったそうです。フランス人は、高低差を考えずにダイレクトでつなごうと掘り進めたけど、これには無理があったとのこと。現在の運河は水門式で、標高26mのガツン湖まで船を上げて通し、また水門で下ろす方式です。
このピースボートの通行料は、およそ30万ドルだろうという話。3000万かあ・・・スエズ運河も同じくらいの値段でした。
パナマの収入の半分以上が運河の通行収入であるとか。これまではパナマ運河を通過できる大きさ(パナマックス)が造船の基準でしたが、最近はさらに大型の船が増えてきて、パナマも大きな水門を増設しています。もし、ここを船が通過してくれなかったら、パナマの経済は大打撃でしょう。大型船に対応する必要性を感じます。
ツアーは地味ですが、そこそこ楽しめる内容で、しかも食事が良く、文句なしの内容でした。(まあ、値段が高いのはいつものことですが・・)
おみやげ物屋でモヒートを1杯(5ドル)、レストランでビール(3ドル)と白ワイン(3ドル)をいただき、ツアー前のビール2杯を加えると、少々飲み過ぎでしょうか。
でも、不思議と酔ってないのです。暑い中しっかり歩いたからでしょうか。
今日は、カリブ海側のクリストバルから、太平洋側のパナマシティまで往復してきました。明日は船でパナマシティに向かいます。運河が楽しみです。