11月16日(金) マチュピチュツアー3日目
きれいなホテルで、ぐっすり眠った。
朝、コテージの周辺を散策し、テラスのソファで雄大な景色を堪能する。
こんなに素敵なホテルなのに、昨夜は9時到着。
今日も8時半には集合して出発。
昨夜の夕食を抜いてもいいから、早くここに来たかった。そう思わせるホテルでした。
誰かがネットで検索したら、5つ星で一泊6万円という値段が出たそうな。
繰り返しになるけど、おっさん2人で宿泊してます。
9時出発。初めてバスがきちんと来ています。「10号車」と書いてあります。
「バスがちゃんと待ってるって、いいね。」などと冗談を言いながら乗車。
今日はクスコの町に戻ります。その前に4000m近くの峠を越えていきます。
一昨日に高山病を発症したSさんには、「絶対にバスの中で眠らせない。」と宣言して、時々様子を伺います。途中、顔が微妙に無表情になる瞬間も、こっちの視線に気がついて踏みとどまるSさん。頑張ってます。
ちなみに、すでに3日目なので、おそらく寝ても大丈夫でしょう。
それでもバスで1000m以上一気に上がりますから、念のためです。
クスコの町が近づくと、2台の小型バスに乗り換え。これは、クスコの町に普通のバスで入ることが困難なため、そういうルールになっているという話。
小型バスで市内の広場に行き、そこからは歩いて観光です。有名な12角の石を見て、博物館に入り、ちょっとだけ買い物タイムがあり、昨日に比べると地味な観光。
観光中、船の若者たちとも会いました。自分たちで飛行機やホテルの予約をして周ってる彼らは、ほんとに貴重な体験をしていることでしょう。
そして飛行場へ移動し、昼食のランチボックスをもらってX線検査。(もちろんランチボックスもスキャンされます。)待合室で昼食。(なんとおにぎりセット。これも高かっただろうな。普通のサンドイッチで十分なのに。)
待合室で、カナダ人、ドイツ人と話をしたことでへとへとになって飛行機に乗り、無事リマの空港にたどり着きました。
飛行機を降りると、人数確認をしてバスまで移動。
ここで一瞬、奇跡が起きたように思いました。
なんと、10号車の列が一番早く整列し、トップで駐車場に向かったのです。
「最後は一番で帰れるねえ。」
「それくらいのご褒美があってもいいよね。」
そんな会話でうきうきと10号車に向かいます。
10号車もちゃんとあります!
ところが、10号車の運転手さんが駐車料金支払いの手続きに手間取り、その間に後から来たバスに先に出発され、いつの間にか後ろから3台目。夕方の渋滞に巻き込まれたこともあり、ノロノロ運転の流れのなかで、後ろの2台にも追い越され、結局一番最後の到着になりました。もう、誰もバスについて語りません。それを口にすると「うわーー!」と叫びたくなりそうで、そこには触れないようにしているのがわかります。
でも、考えてみればバスの順番なんてどうでもいい話。最後はしっかり拍手の中で10号車のツアーが終わりました。担当のTさん、ほんとに大変でしたね。「バス来ない事件(初日、2日目参照)」は、旅行会社としての連絡確認ミスもあったのかもしれませんが、担当のTさん自身のミスではないはずです。最後まで笑顔で乗り切ってくれてありがとう。
これで、4日間のペルーの滞在は終了。
世界遺産は、「リマ旧市街」「クスコ市街」「マチュピチュ」の3か所。どれもなかなかのものでしたが、やはりマチュピチュの雰囲気は群を抜きます。「行ってみたい世界遺産の第一位」に選ばれることの多いマチュピチュ。確かにそれだけのことはありました。次の機会があるなら、今度はインカの道を歩いて行ってみたいものです。
それから、晴天のマチュピチュも見たい。
(基本雨男なので、この願いが叶うことはないかもしれません。)