いつもは寂しくひとり登山ですが、今回は山好きの友達と一緒に登ります。これは、自分にとってとても珍しいことです。パートナーは若い男性ですので、足手まといにならないように、気をつけなくちゃ。
曇り空の穏やかな1日でした
年中暇人の私と違い、東京で仕事をしているMさんは、日曜日の朝に電車でやってきました。前泊している私は車で最寄りの塩山駅で待ち伏せします。
8時に駅で落ち合い、車に乗って登山口である大弛峠に向かいます。ここまでの道のりもかなり長く、峠についたのは9時過ぎ。すでに峠の駐車場は満車で、500mほど戻った道端に何とかスペースを見つけて、ここからスタートしました。
大弛峠からの道は、緩やかな林道を歩きます。登山というよりハイキングと言っても良いくらいの楽な道です。でも、台風19号ハギビスの影響でしょう。あちこちで樹木の倒壊が見られ、道を塞いでいる場所もありました。
途中、朝日岳、鉄山と小さなピークを越えながら稜線を歩きます。でも、稜線といっても森林に阻まれ視界はあまり良くありません。唯一、朝日岳からは周囲の山が見渡せ、金峰山の五畳岩も見えて来るはずです。でも、残念ながらガスがかかってよく見えません。
朝日岳から鉄山までは30分。さらに30分歩くと、突然視界が開け、岩だらけの「賽の河原」に入ります。ここは既に山頂部ですが、ほんとの山頂まではさらに300mほど進むと、ようやく山頂、そして有名な五畳岩が見えてきました。
この山頂部で、驚きの出会いがありました。磐梯山に登った時に先行して熊に遭遇したお姉さんが、今回はペアで来ていました。「あれえ、磐梯で一緒でしたよね。」と声をかけ合い、「今回はお互いペアですね。」と笑って別れました。連続して登った時に「昨日も会いましたね。」という経験はありましたが、1ヶ月以上の間があって、しかも福島と山梨で一緒になるとは驚きです。運命のようなものは・・・残念ですが感じません。なんせ向こうは若いお姉ちゃんですから。
山頂ではしばらくご飯を食べたり、五畳岩登頂に挑戦する人に声援を送ったりと40分ほど過ごし、寒くなったので下山開始。帰りもなだらかな道をゆっくり歩いて、午後2時半には大弛峠まで下山しました。
コースタイム
9:15 大弛峠
9:50 朝日峠
10:30 朝日岳
11:00 鉄山
11:30 金峰山(40分休憩)
12:50 鉄山
13:30 朝日岳
14:00 朝日峠
14:30 大弛峠
帰りにほうとうを食べました。
山を下りて、せっかくだからと地元で人気の「ほうとう」を食べました。選んだお店は「割烹七福」。たいへん美味しくいただきました。