関東地方から帰り、山形に1週間滞在してすぐに出発。今度の目的地は北海道。いよいよ夏を迎え、北海道の山々が次々とオープンする季節になった。今回はじっくり腰を落ち着けて北の大地を堪能しようと思う。(仕事がないって素敵!)
山形から北海道駒ケ岳まで
6月11日、山形を出発。東北の山々はまだ雪に覆われているが、八幡平のドラゴンアイが見頃だということで、立ち寄ってみる。若干亀裂が入っているものの、かなり良い状態の目玉を見ることができた。ここ最近有名になっている場所なので、嬉しい。(ミーハーですっ)
ドラゴンアイを見てから八幡平の山頂?まで雪を踏みしめて進み、一周してきた。そして夕方には青森から連絡船で北海道に渡る。連絡船は、お安い方の小さな船。船の予約は23:30発の最終便だったが、その前の便に変更可能ということで20:30発に乗せてもらう。まだまだコロナのリスクがあるので窓口で「ずっと車の中で寝てていいですか?」と聞いてみるが、それはダメだという。まあ、スタッフのいない場所をウロウロされたら安全面でも防犯上も面倒なことになるだろうから、これは仕方がない。幸い船はガラガラで、2等船室は貸し切り状態だったから問題なし。
船は定刻通りに到着し、夜中の12時半に車を走らせる。とりあえず寝れる道の駅を目指そうということで西に向かい、木古内駅前の道の駅で就寝。
12日、大千軒岳の登山口に向かう。あれっ? 駒ケ岳じゃないの? そうなんです。この時は大千軒岳に行くつもりだったのです。しかし、残念なことに登山口に向かう林道は途中で通行止め。雨の中頑張って来たのにぃ!
というわけで、大千軒岳は諦めて駒ケ岳に変更。反対方向にずいぶん走ってしまった。一旦函館まで戻り、そこから北上。「道の駅 なないろ・ななえ」で就寝。時間はあれど金が無尽蔵にあるわけでもないので、ガソリン代がもったいなかった。
13日 駒ケ岳
7時、6合目登山口の駐車場をスタート。火山活動の関係で馬の背までしか行ってはいけないことになってるので、そこまで行って帰ってくる予定。昨日の豪雨が噓のように青空が広がり、登山日和である。しかも今日はお手軽なので、北海道のスタートとしては悪くないのではないか。そう思うと、大千軒岳をパスした意味があるのかもしれない。(あそこ、熊多いし)
ややザレてる直線の道をまっすく登るだけなので、あまり変化に富んだコースではない。でも、眼下に大沼公園が見えて景色が良い。特に苦しい場所もなく、1時間で馬の背に到着。ここで本日は終了。
ところが、来る人来る人、次々とロープをまたいで奥に進んでいく。聞けば砂原岳まで行くのだそうな。おいおい、立ち入り禁止区域に平気で入っていくって何なのよ。さてどうしようかと一瞬迷ったが、ルールに従いここで降りることにする。(なんか、割り切れない思い)
馬の背で霧が発生してしまったので、せめてそれが晴れるまで待とうと1時間ほど滞在し、霧が晴れたところで写真を撮って下山開始。その間もかなりの人がロープを越えて進んで行った。というより、馬の背で引き返す人は皆無。おいおいおいおい・・・。
結局9時40分に駐車場に戻り、本日の登山は終了。(お気楽過ぎる)
駒ケ岳を下りてから
お次は狩場山。三百名山を中心に北上していくのだ。しかし狩場山、直線距離は近いものの、ぐるりと迂回して日本海側に出て、そこから登山口に行かなければならない。効率悪いなあ。でも仕方がない。時間はたっぷりあるからゆとりで今日中に着くだろう。
しかし、長い距離を走らせてやっと登山口に着くかという林道の途中で警察に止められた。
「現在、狩場山は立ち入り禁止です。少し前に熊が出て、それが人の近くをウロウロするのでハンターが入っています。」
「で、いつから入れますか?」
「何とも言えません。熊が打たれればすぐかもしれないし、またはハンターが活動終了するまでなので、何日なのか何週間なのかもわからないんです。」
くそう。大千軒岳に匹敵する無駄足を食らってしまった。なんだか調子が悪いなあ。これは、北海道のどこかで命を落とす前兆なのだろうか。(注:その後無事帰宅しております。)
やけくそになって急遽ニセコアンヌプリに向かう。夕方5時頃、五色温泉の駐車場に到着。ふてくされて寝ることにする。