10月9日(火) 一時離脱4日目

もしかして、月曜と火曜は美術館に行かない方がいいのだろうか、と感じた一日。
昨日は、オルセー美術館が定休日でルーブルが超満員。
今日はルーブルとボンピドゥーが定休でオルセーが超満員。
どこかが定休日だと、開いてる方に観光客が集中するのではないか・・・。
ということで、
「美術館は水曜〜日曜に行きましょう。」
という仮説を立ててみました。
だれか、検証して下さい。

昨日の風邪は小康状態であるものの、悪化することもなく朝を迎えた。
ホテルでしっかり朝食を摂ってから出発。
今日はゆとりの一日になる。

ノートルダム寺院。

朝9時すぎ、シテ島のノートルダム寺院に向かう。
4日目ともなると、地下鉄の乗り方も自然になる。
列車のどのへんに座ればスムーズに降りれるのかも、体得しつつある。
こんなの数回乗れば誰でもわかること。
それでもなんとなくうれしい。

ホテルからは乗り換えなしで、スムーズにノートルダム寺院に到着。
「せむし男って、ここに住んでたんだっけ?」と思い出しながら天井付近を見上げてみる。
よくわからない。(ここだったかも不明。)

教会としてはケルンやバチカンの方が、でかいし立派だけど、パリに来たという実感が湧く。自分がパリにいるという事実のおかしさを再確認する。

コンシェルジュリー外観。

続いてコンシェルジュリーという施設。マリーアントワネットが最後に入れられた牢獄のあるところ。そんなに大きな施設ではないものの歴史を感じる。
となりにあるサントシャペル教会も、パスが使えるので入ってみる。
ここはあまり感動がなかった。
パスを持ってるからといって、全て見る必要もないな。
(どっちにしても全部は不可能。)
注:コンシェルジュリーに興味が持てなかったのは、私の問題であり、この史跡が大したことないわけではありません。

サントシャペル教会のステンドグラス。

そして今日のハイライト、オルセー美術館。
並ぶこと45分、ようやく突入できたのは12時過ぎ。
有名な美術館は、とにかく混む。

オルセー美術館。
美術館内部のようす。

それにしても、ミュージアムパスの利点は「券があるから並ばずに入れる。」はずなのだが、実際は券があってもなくても同じように並ぶよう指示を受ける。
これは、セキュリテイチェックがあるからだ。
入場前に持ち物のX線検査があるので、そこまではとにかく一緒なのだ。
屋内に入るところで検査があり、そこからも切符売り場まで並んでいる。切符を買うために並んでいる人が少し減ってから、ようやく次の集団がX線のところまでたどり着く。そして切符を買いに並ぶ。そのタイミングでパスを持っている人は列をはずれて館内に入ることができる。
このシステムだと、何時間の列になっていても、パスを持っている人のアドバンテージは、X線検査後の10分程度か。
そういえば、昨日のルーブルも同じような状況だった。入り口のX線検査までが長蛇の列で、そこを通過すれば広い構内のチケット売り場に列はなかった。

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パリはここ数年、暴動が起きたりテロの標的になったりしているので、主な施設は持ち物検査が厳しくなっている。(ここは空港か!?)このため、今まではパスを持って入ればすいすい入れたはずのアドバンテージが薄れてきたのだろうか。

オルセーに話を戻そう。
ルーブルほど大きくはないものの、駅舎をそのまま使ったという構内は広く、油断すると見流してしまう部屋が出てくる。美術資料集に載っていたような有名な絵が、5階の奥にあったりする。注意が必要である。
まあ、そう言いながらも、だいたい3時間あればしっかり全部を見て周れる。
しかも有名な絵が多いので、ルーブルとどちらかひとつを選べと言われたら、オルセーを選択するのもありだろう。(でも、やっぱりルーブル行くよね。)

オルセーを出たのは3時すぎ、
今日の見学はこれでおしまい。
買い物に興味がないので、ゆったりの1日。
でも、ひとつだけ仕事が残っている。それは、
「ユニクロでタイツと長袖シャツを買う。」というミッション。
オペラガルニのすぐ裏にあるユニクロに行くと、そこは日本と同じユニクロ(当たり前か。)がある。ヒートテックの下着もすぐに見つかり、上下2つずつゲット。
しかし高いなあ。だいたい日本の2倍くらいかな。
お値段ひとつ14.9ユーロ。およそ2000円。
たしかこの下着。790円で買えたような・・。

わーい、ユニクロ!

ユニクロって、安いのにそこそこの機能だから売れてる思ってたけど、料金が2倍以上になっても売れるのね。
日本の企業が元気なのはうれしい事。
これからも頑張ってください。

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