10月16日(火)

リバプールの朝。ホテルの朝食もなかなか豪華で、ゆっくりとした1日のスタートです。

10泊11日の一時離脱の旅も、今日でおしまい。
気ままに動くことの心地よさが終わってしまう寂しさと、
とりあえず緊張感から解放されてのんびりできる安堵感が混じり合い、
とっても複雑な気分。

今朝は本体であるピースボートもリバプールに到着いているはず。同室のSさんがホテルにくる予定です。(10時を過ぎても合流できなければ、勝手にどっかに行きますと通告している、やや冷たい約束になってます。)

朝8時50分ごろ、LINEで「9時10分くらいにホテルに着く予定」と入りました。(どこかでWiFiにつないだようです。)その時間に合わせてチェックアウトし、Sさんの到着を待ちます。ホテルのロビーで「ライナーホテルさんありがとう。あなたが一番暖かいホテルでした。」などと感謝しておりました。振り返ればパリ、ロンドンのホテルの寒かったこと。早々にひいてしまった風邪を治すきっかけがつかめないまま9泊が過ぎ、最後の10泊目でようやく「ここなら風邪が治りそう。」と思える環境です。(遅すぎるわい!)

ここに3泊したいと、しみじみ思いました。

駅のすぐそば、ライナーホテル。

Sさんが到着。なんと5人でやって来ました。
まあ、何人でもいいのですが、どうして勝手に歩き回らず、わざわざホテルまで来るのか不思議です。(でもそれ以上は詮索しません。)
5人とも特に計画はないようで、とりあえず大聖堂に行き、中を見学。派手さはないものの、その大きさに圧倒されます。それから、大聖堂の中にカフェとレストランが併設されていることにちょっと驚きました。

リバプール大聖堂、でかい!

次に向かったのは「ビートルズストーリー」というビートルズの歴史を追体験するアトラクション。ここが期待以上によく出来ていて、象徴的な場所がうまく再現されています。あとで聞いた話では、3時間くらいいたという人もいました。(私たちは超高速で、40分で出て来ました。)特にビートルズに思い入れのない自分でも、もう少しいても良かったかなあと思います。
その後、ビートルズの聖地となっているマシューストリートに向かい、手頃なパブで食事をしてグループは解散。私は美術館で過ごし、ホテルに戻り大きなバックを回収し、めでたく船に合流となりました。

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ビートルズストーリー かなり時間が必要です。
マシューストリート
最後に一人で行ったウォーカー美術館。予想外にすばらしいコレクション。

この一時離脱で、行くことができた世界遺産

○モン・サン・ミシェル
○ヴェルサイユ宮殿
○セーヌ河畔地域
○サヴォア邸(ル・コルビュジエの建築群)
○ストーンヘンジ
○カンタベリー大聖堂
○ロンドン塔
○ウエストミンスター寺院

リバプールの街も、世界遺産なんですよね。

ユーロスターにも乗ったし、パリロンドンの主要な美術館にも行ったし、中身の濃い旅になりました。

反面、タンジェ(モロッコ)、ポルト(ポルトガル)、ア・コルーニャ(スペイン)をパスしてしまったので、そこはちょっと残念なところ。
何かを取れば何かを捨てざるをえない。それも人生です。

船に戻って久しぶりの夕食。今日のメニューはメンチカツ定食です。ふつうの食事なのに、とてもおいしく感じました。この10日間、かなりの粗食だったことの反動かもしれません。

風邪がまだ治りきっていないので、なんと8時前に就寝。明日のダブリン訪問に備えます。

明日のダブリンは、私の隠れハイライトだからです。

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