めでたく「快適なベッド」が完成しましたが、ここで今までにはない問題が発生します。窓から丸見えなのです。これまでも後部座席を倒しての車中泊をしていましたが、床が低いので寝てしまうと外は気になりませんでした。(覗かれれば丸見えだけど、寝てしまえばあとは知らん。)
 でも、新しいベッドは床面が窓の下なので、覗く気がなくても見えてしまいます。こっちが気にしないとしても、見えちゃう側に「近づいても大丈夫かな?」と不必要なストレスを与えるかもしれません。

そこで、カーテンの作成です。

材料の準備と作成

 とは言え、あまりに貧弱なもので車内でため息が出るのも嫌なので、最低限「うまく作ったなあ。」と自分でも思えるくらいに仕上げたい物です。
 で、用意したのが「既に使われなくなったカーテン」。

 車のカーテンとしては少々デザインが重い気もしますが、まずはこれでやってみます。補助的な部品として買ったのが、ダイソーのセット。

 今回、ハトメセットを購入しました。ダイソーならハトメパンチが200円という破格の安さ!カードリングはカーテンのフックとして使います。

 まず、フックをかけるために縫ってある部分を伸ばします。カッターを使ったのでかなり気を使って進めます。さすがに既製品はきちんと縫製してあり、けっこうな時間がかかりました。

 うまく外れました。これをが隠れる大きさに切り、すそあげテープを使って切り口を処理。アイロンをかけたのがこちらの写真です。

 ハトメをつけるために、まず通常の穴あけパンチ(1穴用)で、開けていきます。でも、パンチの性能の問題なのか布の破片が残ってしまいます。そこをハサミで丁寧に落とし、ハトメをつけます。

 きれいに穴が開きました。折り目をつけて再びアイロンがけ、そしてカードリングをつけて完成!早速取り付けます。

実際にとりつけ

 はい、そうですよね。カーテンレールのことを何も言ってませんでした。正面は、ホームセンターで購入したスチールパイプと固定金具(合わせて608円)を使ってかなり頑丈にしました。このパイプはつけっぱなしで、長期旅行時にカーテンを取り付けるようにします。

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 後部座席ウインドウは、カーテン用ワイヤー(ダイソーで100円)を使用。ワイヤーは、正面用のスチールパイプと固定用のフック(写真下:ホームセンターで148円)に掛けました。ワイヤーは適当な長さに切って使えるので便利です。もし、長期使用で緩んできたら、少し切って伸ばせば大丈夫でしょう。

サイドカーテン用のフック。指を入れて体重をかけても大丈夫なくらいしっかりしてます。黒い点は場所を決めるときにつけたもの。あとで消しました。
たるみ防止のフック(両面テープ)をひとつ付けました。

 カーテンを閉じてみると、そこそこ暗くなり、眠れる空間ができました。

 後ろのサイドウインドウは、昔作った室内の防熱対策に作ったシート(表面はアルミの、敷物シートを切ったもの)をそのまま使います。

 リヤウインドウは、ダイソーで見つけたプラスチックのシートを使いました。シートはそのまま使うと半透明で中が見えちゃうので、台所の磨きスポンジでゴシゴシしてすりガラスのようにしました。窓よりすこし大きめに切り、窓の内側にある溝に差し込んでできあがり。ドライブレコーダーのカメラ部分に干渉しないように切れ目を入れてます。3枚になってますが、材料は2枚分(200円)で間に合いました。

外から簡単に設置できます。
中から見るとこんな感じ。
隙間が気になる場合は、うちわでも差しておけば十分でしょう。

まとめ

 全てを閉じれば完全な個室になります。が、実際に全てを使うことは無いでしょう。駐車場によって、カーテンをすべき方向は変わるもの。逆に言うと、カーテンの必要もない方向も出てくるものです。少々辺鄙な登山口など、「自分しかいない。寂しすぎる。」という場所では、カーテンなんかしないで寝ちゃうでしょう。それでも、「どの方向でもカーテンがあるぞ!」という安心感はかなりありそうです。
 カーテン設置にかかった費用は、
  カーテン生地 0円(廃物利用)
  ハトメとパンチ 330円
  カードリング 110円
  折り目すそあげテープ 110円
  前部カーテンレール(スチールパイプ)608円
  横カーテンワイヤー 110円✖️2
  横カーテン用フック 148円✖️2
                   合計 1666円

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