東京マラソンの市民ランナー出走中止について

 東京マラソン3日前になりました。すでにコロナウイルス の影響で一般参加が取りやめになり、エリートランナーだけのガチンコ大会になってしまいました。もし、これが東京オリンピックの選考を兼ねていなければ、中止だったのでしょうね。
 まずは参加する選手の皆さんには、良い記録が出る事を祈っております。

 今回のマラソン大会中止に伴い、一部から「金返せ。」という意見も出ていますが、これはちょっと難しい話でしょうね。私も過去に2度「マラソン大会中止」の攻撃を受けましたが、返金はありませんでした。
 中止になってしまった皆様、これは仕方がないと諦めるしかないでしょうね。でも、中国の人だけは次年度の参加料が免除になるという点は、どうにも納得できない気分です。
 ここは公平・平等に「次年度は優先的に参加できるけど、参加料は払ってください。」でしょうね。または、かなりの損失になりますが、「今回に限り、日本人も次回は無料にする。」という対応は必要だと思うのですが・・・。

過去のマラソン大会中止の経験

2018年7月 第13回 札幌・豊平川市民マラソン

 7月8日のマラソン大会に向けて、7月2日に車で家を出発。青森付近を観光しながら4日早朝に青函フェリーで函館に入り、雨の中を北上しておりました。午後3時くらいだったでしょうか。洞爺湖付近でラジオから「豊平川市民マラソンの中止が決まりました。」というアナウンスが聞こえました。
 お金を払って北海道まで来たのに・・・。というわけで、現地まで行ったのに中止。

4日未明からの大雨により札幌市内を流れる豊平川の水位が上昇して、河川敷きのランニングコースは冠水する状況になってしまいました。コースには土砂が堆積して大会開催が困難な状況となりランナーの安全を考慮して大会中止を決定いたしました。
申し込みされた皆さまにはご迷惑をお掛けすることになり大変申し分けなく思いますが、なにとぞご理解お願いいたします。
尚、大会参加賞、ナンバーカード、大会プログラムを後日発送いたします。
札幌・豊平川市民マラソン 大会事務局

市民マラソン大会事務局より

 その後、マラソン事務局から参加賞が送られてきました。

 まあ、これはいいんです。その後北海道を自動車でぐるぐる周って遊んできましたから。

2019年10月 東北・みやぎ復興マラソン2019

 日本中がラグビーW杯に熱狂していたあの時期、大きな台風が来ましたよね。日本−スコットランドの試合が奇跡的に行われ、日本が勝利したあの日、みやぎ復興マラソンは中止になっていました。

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「東北・みやぎ復興マラソン2019」中止のお知らせ
私たちは大会開催に向けて全力で準備を進めて参りましたが、昨日10月9日、気象庁の緊急会見が開かれ、大型で猛烈な台風19号が12日から13日にかけて東日本に接近、広い範囲に甚大な影響を及ぼす恐れがあることが発表されました。
この発表を受けて、台風の進路状況や予想される交通機関の運行状況等を勘案し、安全な大会運営は非常に厳しい状況であると判断しまして、大会は12日、13日ともに中止といたします。
大会事務局では台風の発生から随時進行状況を注視しながら協議を重ねてきました。競技時間の変更やコース短縮による開催など、最後まで大会の開催を模索しましたが、大会当日には台風が通過していたとしても、大会開催への影響は避けらないと判断し、ランナー、ボランティア、そして運営スタッフの安全を最優先に考え、誠に残念ではありますが、苦渋の決断となりました。
決定のタイミングについては様々なご意見もあるかと思いますが、ランナーの多くが県外からの参加ということも考慮し、このタイミングでの中止決定とさせていただいたことをご理解いただければ幸いです。
今回の経験で学んだことを次回以降の大会に生かし、より充実した大会に育てて参ります。

2019年10月10日
東北・みやぎ復興マラソン事務局
株式会社仙台放送

 こちらは我が家に近く、日帰りが可能な場所だったので、札幌ほどの影響はありませんでした。後日、参加賞が送られてきました。走ってもいないのに、大会記念Tシャツを着て近所を走るのは、ちょっと恥ずかしいような気分。

今年は実施できるといいなあ。

大会運営は、事前にお金がかかっている

 大会を中止にしても、すでに多くの費用が発生しています。募集のチラシやポスター、HPの作成、大会要項の作成、参加賞のTシャツとタオル、完走賞のメダル、コースの整備と計測など、様々なものが既に進行しています。だから、大会を中止したからといって、参加料の返金とはいかないでしょう。

 あとは、中止の場合の保険契約がどうなっているかという問題が残りますが、こちらは一般市民には知る由もありません。

 今後、異常気象やウイルス、もしかしたらテロの爆破予告など、大会を中止せざるを得ない事態が起きるかもしれません。安易に中止してほしくはないですが、今後も増えるかもしれません。

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