キナバル登山の時に使った「エアアジア」。今回初めて利用した航空会社です。理由は、「安くて、時刻が合ったから」。LCCだって飛行機は普通に飛ぶし、特に問題はありません。
 と、言いたいところですが、今回はあっぱれなまでにやられてしまいました。

最初の予約は、こうでした

 羽田からコタキナバル までの往復で、5万7千463円です。まずまずのお値段です。

直前に受託手荷物料金がかかることが判明

 手荷物が別料金という意識がまったくなかった私は、何も考えずに荷物をを羽田に送り、当日は手提げカバンひとつで乗り込むつもりでした。直前になって、「はて、機内食はどうなっているのだろう。ひょっとすると、ないかもしれないなあ。それなら羽田できちんと食べて行けばいいや。とりあえず調べよう。」となり、ネットでエアアジアの機内食を検索します。そこで、「機内食は別料金だが、事前にネット予約するとドリンクサービスになる。」という情報を得ました。これはパス。
 その際、手荷物についても別料金が発生することが判明したわけです。「受託手荷物は、事前予約がカンタンでお得です。」と書いてありますから、当日頼むと値段が高くなるのはわかりました。
 ところが問題がひとつ。すでに荷物を羽田に送ってあり、荷物の重量がわからないのです。(ここが、大きなミス)20キロと25キロでは、値段が1000円くらい違います。そこで、事前予約なしの値段を検索しますが、どうしても出てきません。値段検索画面まではいくのですが、発着地の選択ボタンが反応せず、なんだかわからない状態です。念のため25キロで予約しちゃおうか。でも20キロ以下ならもったいないし、さりとて20キロで予約してオーバーしてたら、これもめんどくさいかもしれないし・・・。結局、少し高くなってもいいから当日払おうと思ったわけです。まあ、いきなり料金が2倍になることもなかろうて。(ここが、最大のミス)

当日受付は、事前予約の10倍の値がついた!!

 出発当日、羽田の運送会社から荷物を受け取り、エアアジアのチェックインカウンターに行って、荷物を預けると、22キロになっていました。
「お客さん、事前予約されていませんね。」
「はい、重さわからなかったので、当日でいいやと思って。」
「あのー、当日だと、料金がこうなるんですけど。」
「いくらになるんですか?」
「15キロまでが2万円で、あとは1キロ増えるごとに4000円になるんです。ですから、22キロだと・・・5万800円になります。」

「えーーーーっ!!ごまんえんですかあー?」

正規の料金なるものは次の計算でした。
15キロまで  2万円(これは、消費税込みらしい)
超過分は7キロ✖️4000円=28000円+消費税で、30800円
合計 50800円なり!

往復57000円、つまり片道3万円しない値段で72キロの人間がシートを独占するのに、コンテナに詰め込まれた22キロの四角い荷物が5万円オーバーですよ。

「どうしますか?一度荷物を開けて、重いものを手荷物にしますか?」
でも、今さら荷物をぐちゃぐちゃにしたくないし、もう何もかもいやになって、
「もういいですよ、払いますよ。」と言って、カードで支払いました。

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帰りは6318円でした

 すでに当初の予定は大きく崩れ、航空代が10万を超えてしまいました。帰りも5万も払ったら、もはやヨーロッパ往復できちゃう値段になるので、ホテルの部屋でパソコンとにらめっこしながら、なんとか「カンタンでお得な事前予約」を成し遂げました。
 こちらも随分苦労しました。手持ちのVISAがなぜか「このカードは利用できない状況になっています。」と出てきた。おいおいエアアジアさんよ、数日前に羽田でおたくに払ったのが、このVISAだぜ。なんで受け付けない?
 次にアメックスを試そうとおもったら、そもそもアメックスは対応しないと。これは、事前予約ができずに5万円払わされるパターンか?エアアジア のやつ、善良な市民からさらに巻き上げるべく、一度使ったVISAを跳ね返したか?と、変な勘ぐりもしたくなります。
 ここで、「そういえば、大人の休日クラブカードに、なんかクレジット機能あったなあ。」と思い出して、カードを見るとマスターが入ってる。こちらで入力したら、無事予約完了。なんとかことなきを得ました。ほっ。

フライトは、特に問題ありません。快適でしたよ。

新宿の代理店に行ってみた

 その後、「くそー、正規の料金とやらがどこに書いてあるのか、調べてやるー。」と、エアアジア のサイトをパチパチしてみましたが、結局のところ見つかりません。料金計算のページも、発着地の入力ができない状態です。
 そこで、せっかくだから帰国後、新宿にあるエアアジア の営業窓口に行って、「どこに正規の料金が書いてあるんですかー?」と、優しめクレーマーとして聞いてみたんです。そしたら、料金計算のページに発着地を入力すると出てきますよ。という回答。いやいや、そこ見たけど反応しないんですよ。
 受付のお姉さんに「私のスマホで出ませんよ。ちなみに家のPC(光)とノートパソコン(Wi-Fi接続)でも、やっぱり出ませんでしたよ。ちょっと私のスマホでやってみてくださいよ。」
お姉さん「あら、ほんとだ。おかしいですね、うちのPCだと出るんですけど。」そういうと、お姉さんは受付にあるPCを操作すると、きちんと発着地が選択できて、料金もきちんと出てきました。

 なんだか、うまく騙された感じがしないでもありませんが、これ以上頑張っても料金が返ってくることはなさそうだし、あきらめて退散しました。

 でも、我が家のPCで出なかったのは、回線の速さとかPCの性能が関係してるのでしょうか。ちょっと腑に落ちない気持ちです。

エアアジア様に要望

手荷物に関する情報
受託手荷物: 受託手荷物は事前予約がお得でカンタンです。受託手荷物1つあたりの重量上限は32キロです。壊れやすいもの、貴重品、パワーバンク、スペアバッテリーなどはお預けになる手荷物に入れることはできません。同一の予約番号でご予約のお客様間でのみ、受託手荷物許容量を共有することができます。
機内持ち込み手荷物: ご搭乗の際に機内に持ち込んでいただける手荷物は、合計2つまでで、それぞれのサイズが規定されています:寸法:56cm x 36cm x 23cmまでのものが1つ、寸法:40cm x 30cm x 10cmまでのものが1つです。この2つの合計重量は、7キロ未満でなければなりません。

航空券予約後にエアアジアから来たメールの内容より

 メールには、上記の記述がありますが、事前予約しない場合の高額請求は書かれていません。サイトにも「受託手荷物は事前予約がお得でカンタンです。」と書いてありますが、これだけでは事前予約しないと10倍近くお金を取られるとは誰も思いません。できれば、

受託手荷物は事前予約しないと、場合によっては凄まじい金額になりますから、必ず予約してください。

くらいの注意書きを入れてほしいものです。実はエアアジアに要望を出そうと思ったのですが、サイトにはコンタクトの情報がないし、電話番号も載ってないし、新宿の営業所は「弊社は代行業者であって、エアアジアジャパンとは別の会社です。」という話だし、これもめんどくさいからやめました。

もし、エアアジア の関係の方がこの記事を読まれてましたら、コメント欄に連絡方法など入れていただければ有り難いです。

この記事に貼り付けてある広告のクリックで、損した(いえ、正規料金で支払ってしまった)5万円が回収できたり・・・するわけないですね。

エアアジア のフライト自体は、特にストレスもなく快適でした。これも付け加えておきます。

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