JAXAの施設というと、種子島宇宙センターが有名です。たしかにあそこは良いですね。ロケット発射の様子も見学できるし。(私は行ったことないですが。)
 それに比べると若干(いや、たぶんかなり)規模は小さいのですが、宮城県角田市にも宇宙センターがあります。近所なのに今まで行ったことがない憧れの場所。今日はここを訪ねてみましょう。

入り口は若干緊張します

入り口は、若干緊張します。

 この施設は、基本的には事前予約が必要です。でも、今回は旅の途中でふと思い立っての訪問なので、予約はしていません。昔は「事前予約が必要」とあれば諦めたものですが、最近は行動パターンが変わり「とりあえず行ってみよう。」という動きができるようになりました。これは、心の成長なのか、単に厚かましくなったのかは疑問。でもまあ、直接行ってもなんだかんだで受け入れてもらうことが多いのも事実。
 入り口の受付前で一旦停車し、
「予約してませんが見学できますか?」
「はい、大丈夫ですよ。ここに名前を書いてください。」
ほら、大丈夫だ。(注:予約なしを推奨しているわけではありません。)
自動車の中に「見学者マーク(帰りに返却)」を入れて、中に進みます。

展示はやや内容が難しい

展示館に入ります

 平日の開館直後ということで、見学者は誰もいません。展示館に入ると、係のお姉さんが「いらっしゃませ」と声をかけてくれました。頼めば簡単な説明をしてくれるようですが、「勝手に見て回ります。」と返事をして見学開始。

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宇宙食売ってる。

 角田宇宙センターは、実際にロケットを打ち上げるわけではなく、主としてロケットエンジンの燃焼実験をしています。構内には「真空状態で燃焼実験を行う施設」や「超低温下での燃焼実験施設」など、規模の大きい実験施設がありますが、そういう核心部は見学できません。小さな展示室で角田宇宙センターの本当の規模を実感できないのが、ちょっと残念です。もちろん展示をしっかり見ればその重要性も理解できるのですが、小学生の子供には辛いかも。
 若干辛口な感想も書いてしまいましたが、宇宙という過酷な環境の中で安定して推進力を得るため、どんな技術をどれくらいの強度で作れば良いのか、日本が地道に研究を進めてきた足跡がわかります。

こちらはエンジンの展示が多いな。
技術的な説明は、チト難しい。
野外展示もあります。

 見学は1時間少々で終わります。少々難しい展示ですが、子供向けのクイズやシュミレーターコーナーもあり、家族で行っても大丈夫です。お土産などを販売するショップはありません。でも、宇宙食など若干のお土産になりそうな自販機が一台ありました。
 外の展示も、ひとつひとつ説明を読むと、宇宙には一般人には計り知れない多くのリスクがあり、それを克服するためのたくさんの技術があることに気がつきます。
 見学は、もちろん無料です。

リンク 角田宇宙センター

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