知床が世界遺産に登録されたのは2005年のこと。
自然遺産としての登録です。
登録の理由は3つあります。
①流氷がもたらした海から陸地への循環であること。
②多様な動植物群が存在すること。
③科学的な調査に基づいた管理と保護が行われていること。
以前から有数の観光地ではありましたが、世界遺産になってからはその人気が爆発的に高まり、今や世界から観光客が訪れる地となっています。
そんな知床を、初体験してきました。
目次
知床観光船おーろらに乗り込む
知床岬を見に行く方法は、観光船が一番です。
岬まで行く船は、いくつかの会社がありますが、今回使ったのは1番の大型船である「知床観光船おーろら」です。
大型船なので、揺れが少ないというメリットがあります。また、ゆっくり進むので写真撮影には適しているようです。反面、小型船のように小回りがきくということもないので、「クマを見つけたから近づく」といった臨機応変な対応はありません。
料金は、6500円。所要時間は3時間45分。
かなり高いなあと思いましたが、
他の小型船は8000円なので、これが一番安いのです。
(うーん、ここまで来たら、高くても乗るよね。)
切符購入はここ
観光船のりばのちょっと手前に「知床観光船切符売り場」があります。
このエリアは、他の観光船の窓口もあるので、間違わないようにしましょう。
(まあ、間違って別の船に乗っても、致命的なミスではありません。)
また、道の駅にある「観光案内所」でも購入可能です。
切符を購入したら、20分前にはのりばに行きましょう。
車の人は、乗り場のところに駐車場があります。(駐車料金400円)
いよいよ乗船
乗船時間は、「硫黄山コース」(こちらは半分の行程)の「おーろら2」とほぼ一緒なので、間違わないように並びます。(係員が切符を見て「こっちです。」と誘導してくれます。)
乗り込んだら席の確保。
行きは進行方向に向かって右側が半島側。
こちらから埋まって行きます。
でも、寒くなければデッキに上がった方が良いです。
ガラス越しでない景色は臨場感が違います。
寒かったので、煙突(手前の赤い柱)にくっついている人もいました。
(低音やけど注意)
船は進む
力強い断崖が続く半島を、船はどんどん進みます。
途中、要所で滝や奇岩の説明をしたり、イルカや熊が出ると放送で知らせてくれます。
途中、熊がいますというい放送が鳴りましたが、小さい黒い点しか見えませんでした。
写真には撮れませんでしたが、イルカがジャンプしてました。
そんな放送があるたびに、デッキをあっちに行ったりこっちに行ったりうろうろします。
知床岬に着きました。
「みなさま、お待ちかねの知床岬に到着でーす。」
そんなアナウンスに続いて、「知床旅情」の音楽が流れます。
みなさん頑張って記念撮影をしています。
船はここで旋回し、帰路に着きます。
今回はあまり混んでいなかったので、今度は船に左側に席を移動します。
帰りもポイント毎に説明アナウンスがあり、崖に近づいてくれます。
どちら側に座っても、必ず陸を見ながら説明を聞けるようになっています。
同じ説明を2回聞くことになりますが、復習の意味でも良いかもしれません。
かなり寒かったこともあり、帰りはみなさん船内に入っていきました。
頑張ってデッキで見ていたのは私を含め3人。
写真を撮り、赤い煙突にくっついて暖を取りの繰り返し。
でも、これも良い思い出となりました。
船の中で、このような証明書がもらえます。
日付は、自分で書き込みましょう。
知床観光船「おーろら」に乗ってみて
正直言うと「高いなー」というのが第一印象。
でも、世界遺産の知床に来たのに、岬を見ないというのも心残りなので、
「高いからやめる!」という選択肢はないでしょう。
実際に乗ってみて、雄大な知床半島の姿や岬の灯台、それからイルカと(小さな)熊も見れたし、乗ってよかったというのが感想です。
でも、この地域は霧がよく出るようで、「乗っても何も見えない。」ということもあるかもしれません。
この日はちょっとだけ青空も見えましたので、まあまあ良い条件だったみたいです。
でも、残念ながら山には雲がかかり、ほとんど見えませんでした。
それは次回(あるかな?)のお楽しみ。
何枚か写真を載せましたが、いくら写真を見ても、実際にその場で実物を見ることの迫力と感動は違います。少々高くても、行く価値はありです。
最後に、知床岬まで連れて行ってくれる業者のサイトを紹介しておきます。
知床観光船は大型船で6500円
他の会社の船はやや小さめで、料金は8000円
いずれを選んでも、思い出に残る観光になりそうです。