広島の観光地と言ったら、どこを思い浮かべますか?
厳島神社
原爆ドームと平和資料館
あるいは尾道の街並みでしょうか。
この度、ちょっとした縁がありまして、竹原という町に行きました。
おそらく広島県の方々からすれば超有名な場所なのでしょうが、
東日本、それも東北の人間にとっては、正直馴染みの薄い場所です。
なかなか素敵なところでしたよ。
目次
竹原って、どこなの?
広島と三原をつなぐ「呉線」という鉄道があります。
山陽本線からはずれて瀬戸内海沿いを走る「呉線」は、
きれいな海が一望にできる素敵な鉄道です。
竹原は、三原から呉線で40分程度。
広島からだと2時間近くかかります。
休日なら、「瀬戸内マリンビュー」という観光列車も走ってます。
2両編成の小さな列車。
1両目は指定、2両目が自由席です。
がんばっておしゃれに改装したのですね。
この列車で海を見ながら走るのですから、盛り上がります。
あっ、そうそう、
車内販売はありませんから、始発の駅で飲み物と食べ物を買っておきましょう。
※実際に乗ったのは、三島駅発14:25 竹原駅着14:59 でした。
たけはら街並み保存地区
竹原駅前の観光案内所で、地図をもらってスタート。
駅前はこれといって見るべきものはありません。
保存地区は、駅から歩いて10分くらいです。
趣がある通りに出てきました。
そもそもなぜ「竹原」に「安芸の小京都」と呼ばれる街並みができたのでしょうか。
もともとは平安時代、京の下鴨神社の荘園として栄えた町だそうです。
そんな歴史のある町ですが、江戸時代には製塩や酒造業で栄え、大きなお屋敷が数多く残されることになりました。
第二次大戦では、近隣の都市は軒並み空襲を受け、壊滅的な打撃を受けています。それは、造船や軍需工場などがあったからです。
しかし、竹原は大きな工場もない小さな町であることが幸いし、空襲を受けることなく戦争が終わり、歴史的な街並みが残されることになりました。
こちらは、西方寺にある普明閣。
普明閣から見た保存地区。
竹鶴酒造です。ニッカウヰスキーの創業者で、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝の生家でもあります。「マッサン」、懐かしいですね。
竹鶴政孝と、妻のリタの像もありました。
保存地区は、ゆっくり歩いて店をのぞいても、1時間程度で周れます。
(食事をすれば、その分時間はかかりますが。)
道の駅たけはら、オリジナルソフトクリーム。
バニラとたけはらキャンベルぶどうのミックス!
300円です。
色が鮮やか!! それに、爽やかな美味しさ!
かなりオススメ!!
たけはらバーガーです。
「竹原たけのこのテリヤキ牛コロッケバーガー」
たけはらは「タケノコ」も有名なのですね。
日本のアニメ聖地になってます
「たまゆら」を知っていますか?
たけはらを舞台に、主人公の沢渡楓とその友達が夢を追いかけていく学園ストーリーです。
たまゆらファンのみなさんも、ぜひおいで下さい。
足を伸ばしてウサギの島もいいですね
瀬戸内海に浮かぶ小さな島である「大久野島」。
戦争中は「毒ガス工場」があり、その秘密を守るために地図から消されていたという黒い過去を持つ島です。
今は野生のウサギが大繁殖しており、癒しの島に大変貌を遂げています。
もふもふマニアの聖地と言えましょう。
まとめ
安芸の小京都と呼ばれ、歴史ある古い町並みを守り続けている竹原市。若干交通の便は悪いのですが、美しい町並みとおいしい食べ物。それにアニメ「たまゆら」の舞台として見どころ満載の町です。
さらに、近くにはウサギの島「大久野島」もあります。
近くにお立ち寄りの際は、観光地のひとつに取り入れてはいかがですか。